加計学園の獣医学部新設を巡り、「総理のご意向」を示すとされる文科省の内部文書が流出したとされる問題で文科省の前事務次官の前川氏が様々なメディアに出て証言をしている。
朝日新聞がこの文書に関して報じた時点から、前川氏がリーク元ではないかと言われておりました。
個人的には文書の怪しさを感じるものの、疑惑について文科省の実質的なトップだった方が証言したのは大きなインパクトがあります。
私は政治や権力は「李下に冠を正さず」の姿勢で物事に当たらないと、ほんとちょっとした誤解が不信感を生んでしまうと考えます。
野党は前川氏の証人喚問や国会招致を求めております。これを、与党・自民党は拒否をしているようですが、やましさがないのであれば政治の王道として堂々と受けるべきです。
今のままでは、また政治不信が高まるだけですし、前川氏の証言が事実なのか虚偽なのかもわからないままでは、一方的に語る前川氏の言葉だけが真実味をおび一人歩きしていくのではないでしょうか。
政治の役目に対して、こういった疑惑等について、真相究明をする事も求められると思います。
そして、追及する側にも注文があります。なんの委員会でも、この問題を取り上げるのはやめてもらいたい。多くの国民は真実は知りたいが、他の重要案件をほっぽりだしてでもこの問題の真相究明が最優先事項だとは思われていないと考えます。
ただ、個人的に感じるのは、国家戦略である以上、総理がリーダーシップをもって意向を示す事は問題ではないのではないかと感じます。問題は、そこに便宜があったかどうかではないでしょうか。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3061841.html?from_newsr