一軒、一軒個別訪問をして街を歩いていると色々なものが見えてきます。

 

最近、多く感じるのは誰も済まなくなった「空き家」というのが意外と多いという事、そしてご高齢の方の単身世帯というのも回っていて多いと感じます。

 

そのような中、孤独死の現場に遭遇をしました。第一発見者になり救急車を呼びましたが、救急隊員の方からは「時間が経過していたようです」と告げられました。

 

一説には、年間4万人を超すと言われる孤独死。社会の変遷の中で年々、孤独死の方は増えていると言われております。内閣府の発表する高齢社会白書によると、「誰にも看取られることなく、亡くなったあとに発見されるような孤立死(孤独死)を身近な問題と感じる人」の割合は60歳以上の高齢者全体では2割にも満たないようですが、これが単身世帯では4割を超えるようです。

 

孤独死が増えてきている要因は様々なものがあるでしょうが、日本人の生活に関する特性や家族の存在を前提に設計されている社会保障システム等にも問題があるようです。

 

社会が以前に比べて劇的に変化している中、今後益々増えると考えられる孤独死を防ぐために、社会全体のあり方や社会保障システムの見直しも必要なのかもしれません。

 

http://www.jiji.com/jc/v4?id=kodokushi0001