東京電力福島第一原子力発電所の事故からもう何年も経つが、未だに事故処理は終息していない。

 

私はあの事故以来、この国は「脱原発」に舵を切るべきだと考えるし、実際に一つも原子力発電所が稼働してなかった時期でも当初言われたような電力不足は置きなった。

 

確かに、電力会社の努力や消費者負担増などにより我が国の電力が維持出来ているというのはあるのかもしれないが、私は「経済的理由」だけで原発を動かすような事があってはならないと考えます。

 

九州電力は老朽化した火力発電所(豊前1,2号機、松浦1,2号機、苅田新2号機)を順次、停止、廃止にすると発表した。色々な理由もあるが、鹿児島の川内原発の稼働で電力の安定供給の目途がついた事も大きいようです。確かに、一会社の理論でいけば、高コストで低コストなものを容認する事は出来ないと思います。

 

しかしながら、あのような事故が発生し、未だに事態が終息しない中でほんとに原発の再稼働を含めて正しい政策なのかというのは私は疑問に感じます。

 

前にも述べましたが、私はあの事故が起こるまでは原発推進派の人間でした。エネルギー政策や環境の事も考えて、原発推進は正しいと思っておりました。しかし、あの事故が起こり、そして20キロ圏内に一議員としては一番早く入った人間としてあの様な悲劇は二度と繰り返してはならないと感じます。

 

日本人の英知をもってすれば、エネルギー政策など簡単に乗り越えれると思います。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC27H36_X20C17A4LX0000/