米中首脳会談の最中にアメリカがシリアへの空爆に踏み切った。

米中首脳会談では挑発行為を繰り返す北朝鮮についても話し合われると目されているが、会談中に踏み切ったシリア攻撃に対北朝鮮への何らかしらのメッセージも含まれているとみるか、みないのか。

この米中首脳会談と前後して北朝鮮は新たな核実験に踏み切るのではないかと言われていたが、現時点では行われていない。もし、北朝鮮が核実験を行えばそれこそ越えてはならない「一線」を越えてる事になり何らかの米国によるアクションも行われる可能性が高い。

何も情報も入る立場ではないのであくまでも推測でしかないが、米国も北朝鮮攻撃のリスクは避けたいのではないだろうか。

「限定空爆」や「斬首作戦」がいかにリスクが高いかは先日記したので、そちらを参考にしてもらいたいが、米国は強硬な姿勢を見せて中国から譲歩を引き出すのではなく、中国による北朝鮮への圧力を期待しているのではなかろうか。

だからこそ、首脳会談中のシリア攻撃に踏み切ったのだと思う。いずれにしろ、日本も反撃の対象となる有事は最大限の努力で避けなければならない。

この状況に日本の国会議員は何をのんきな事をやっているのか。