森友学園の土地取引を巡る籠池理事長の証人喚問が行われた。この証人喚問を見ていてスッキリした人はいないのではないでしょうか。


多くの人の関心は①土地取引が適正か②土地取引に政治家は関与したか③政治家の金銭授受④安倍昭恵氏による寄付に分けられるのだと思う。


残念ながら、①に関しては籠池氏は詳しい立場ではないし、②については言及したが③については否定した。


特に、この問題を難しくしているのが籠池氏の感覚だと思う。籠池氏が「会った」とか「相談した」とか政治家の名前をあげるが、その感覚が政治家側が「お願いされた」と受けるようなものではなかったのではないだろうか。そのような意味では籠池氏側は鴻池事務所側や安倍昭恵氏にはいわゆる多くの方がイメージする役所等に働きかけて欲しいとする陳情が行われていたのではないだろうか。どうも、他の「相談した」は話を聞かされたレベルだったのではないかと推測する。ただ、籠池氏の感覚では言葉を発した以上、相手がどう受けたかは関係なく「相談した」になるのだと思う。それは、稲田大臣に2年前に「会った」も同じような話だった。


そのような中であくまでも推測でしかないし、確たる根拠もないが、安倍昭恵氏からの100万円の寄付と10万円の謝礼は籠池氏は本当の事を言ってるのではなかろうか。ただ、このやり取りにしたって問題の本質ではない。


この問題はやはり、しっかりと土地取引が適正か、そうではないのかをしっかりと明らかにすべきだ。土地取引価格が適正だった場合は皆んなが被害者になるのではないだろうか。


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