今朝の産経新聞で「衆院解散1月見送り 首相決断、来秋以降に」の見出しで、安倍総理が年末年始の解散を諦めたと報道がありました。

 

これまでマスコミは、「北方領土解散」や年末年始解散を煽りましたが、これまで私のブログを読んでいただいた方は分かると思いますが、私は一貫してその解散の可能性は低いと主張しておりました。再読していただければ幸いです。

 

「クリスマス解散」(12月7日)

http://ameblo.jp/izki-toyama/entry-12226484162.html

「トランプ勝利と解散戦略」(11月10日)

http://ameblo.jp/izki-toyama/entry-12218062397.html

「解散を煽る人々」(10月21日)

http://ameblo.jp/izki-toyama/entry-12211760394.html

「日増しに強くなる解散風」(10月15日)

http://ameblo.jp/izki-toyama/entry-12209883726.html

「1月解散の可能性」(10月6日)

http://ameblo.jp/izki-toyama/entry-12206937979.html

 

民進党などは更に解散を煽っておりましたが、この報道が事実であるならば、この数か月何を騒いでいたのでしょう。国会は与党も野党ももっと腰を据えて解散に浮足立つのではなく国政の課題をしっかりとしてもらいたいです。

 

それにしても、自民党というか官邸の戦略は上手いなと思います。その気もないのに、解散を匂わせ、相手の兵糧を減らしていく。現に民進党は選挙準備として公認予定者や現職国会議員に「モチ代」という資金を一人数百万ずつ配ってますから、無駄に兵糧を減らす事になりました。

 

全てが分かるわけではありませんが、解散戦略というのは意外と読みやすいです。私は選挙には負けましたが、2012年年末の解散の可能性は当時の所属していた政党のボスに進言しましたが「できるわけない」と一蹴されましたが実際にはありました。また、2014年の解散も幹部に解散の可能性を指摘しましたが「ないだろう」と言われました。今年の夏の衆参同時は最初はないと思いましたが、直前である可能性もあると判断しましたが、結果としてはなかったのですが、総理が「頭をよぎった」と記者会見で言ったのは事実です。

 

しっかりと、情報を様々な角度で分析できれば解散戦略はある程度は読めると思います。そのような意味では国政選挙のように政党で戦う選挙は、政党の幹部や選挙対策の担当者がしっかりと分析しないと戦は大変な事になると思います。

 

それにしても、ほんとテレビの政治コメンテーターは楽でいいですね。あの人たちが、どれほど無責任に予想を外しているんだろう。たぶん、あの人たちの予想には国会日程とかその他の重要な日程というのが頭に入っておらず、あの人たちの希望的観測でただただむやみやたらに情報を垂れ流し、煽っているのだと思います。ほんと、マスコミのこの体質はいいのか?と疑問を強く感じますが。

 

産経の報道では来秋以降とありました、大本命は確かに秋以降だとは思いますが、都議選より3ケ月前の予算成立後の4月はまだ注意は必要だと思います。

 

以前、ブログでも記しましたが、安倍総理の戦略は「敵に敵を撃たせる」だと思います。今後、東京で間違いなく小池新党は力をつけるでしょう。そして、我々、維新も力をつけて「改革勢力」である第三極は伸びていきます。提案もなくなんでも反対で「55年体制」に戻ったかのような民共路線を第三極で駆逐し、保守の二大政党制に近い形になるのではないでしょうか。

 

解散は最終的には総理が判断する事なので最後の最後までわかりませんし、政治や経済は生き物のように刻々と動きますので状況が変わる事は多々あると思いますが、解散が伸びるだけ我々には準備する日数が増えます。

 

田中角栄氏の教えに「5万回の辻説法と3万回の戸別訪問」というのがありますが、それを1日でも早く達成できるように精進していかねばなりません。