「クリスマス解散」の噂が出てきました。投開票日は来年1月15日もしくは、22日というものです。

 

この噂が飛び交っているせいか訪問先でも「解散ですかね?」と尋ねられますし、何件か問い合わせもいただきます。

 

私の考えは「クリスマス解散」はあり得ないだろうと感じます。

 

今、国会は会期が今月の14日まで延期されました。再延期もできるので、それが12月24日と言われております。その後は、安倍総理が26.27日とハワイの真珠湾を訪問しますから国会は24日までの再延長で落ち着くのではないでしょうか。ここで、24日までの国会となると、会期中に解散をしなければなりません。ただ、24日は土曜日なので国会は実質はありません。23日は天皇誕生日になるのでこの日も国会はありません。そうなると、22日までに解散しないといけないわけです。安倍総理が礼節のない総理であるならばその選択肢は可能だと思います。しかし、23日は宮中で国会議員を招いた天皇誕生日の宴が開催されます。22日に解散となれば招待されている議員は議員ではなくなるわけですから参内する資格を失いますし、大変な混乱をきたすので「クリスマス解散」というのは私はあり得ないと考えます。大方の「クリスマス解散」を煽るコメンテーターは、政治日程だけを見て煽って「天皇誕生日」を考慮していないのではないだろうか。調べてはいませんが、過去に天皇誕生日の宴に衆議院議員が参内しなかった事はないのではないでしょうか。

 

そして、次に「1月解散」や「1月総選挙」の行方です。これはなんとも言えませんが、前半にはないと思います。昨日は他党の現職国会議員や、政界関係者、マスコミ関係者と電話でお話をしましたが、それぞれの考え方は違います。それは当然なので、冷静な分析が必要だと思います。ただ、一つの事実として総理の側近議員が1週間前に「選挙はない」と言ってたそうです。ただ、これもどこまで正しい状況かは分かりません。

 

まず、1月15日、20日という投開票の日程があり得るのか。これもあり得ないと思います。衆院選挙の日程は12日間になります。そう考えると1月3日か、7日が告示日になるわけです。何もなければ可能ですが、12日から数日程度の総理の外遊日程が入ってます。選挙期間中に総理が国内不在というのは考えられないので、この日程もあり得ないと思います。そう考えると、「12月解散」や「1月冒頭解散」というのは考えられないのではないか。

 

1月の外遊から戻った後の「1月解散、2月総選挙」という選択肢は可能だと思いますが、そうなると来年度予算の審議がどんなに早くても2月中下旬になり、例年より1ケ月程度後ろにずれるので年度内成立が厳しくなります。

 

予算の成立が遅れれば、経済に影響を与えますので、「経済」最優先を掲げる安倍内閣にとっては痛手になるのではないでしょうか。

 

そう考えると、年末年始解散・総選挙は常識で言えば考えられないと思います。ただ、何度も言うように政治は打ち手によって色々と展開がかわってきますので、先は分かりません。

 

私も常在戦場にとなえて、選挙本番に必要なものを既に揃えました。