CHAGE&ASKAのASKAがまたしても覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、昨日からテレビを賑わかせている。テレビのコメンテーターが「家族やファンなど支えてくれる人を裏切る行為」と言っているが、覚醒剤は再犯率が65%という高いもので、その原因は自分の「弱さ」というよりも、深刻な脳に対するダメージだと言われているので、「裏切る」、「弱さ」という言葉で片づけれる程、簡単な話ではない。

 

覚醒剤を密売する組織も、それを分かってるから、この「負の連鎖」は止まらないのではないか。

 

これまで、芸能人の覚醒剤や麻薬に関する事件をみると、大抵の方は同じような内容で逮捕されいる。一般社会だともっとなのだろう。覚醒剤などの裁判などを見ていても、大抵の場合は初犯という事で情状酌量で「執行猶予」付きの判決になっていますが、そもそも脳に深刻なダメージを受けてる人に、「自分で自制して立ち直りなさい」という考えが甘いのであり、NPO等の民間の力ではなく、公の機関で強制的に覚醒剤を断ち切り、脳のダメージを治療していくというやり方に変えないと、いつものようにまた数年後に同じような罪状で逮捕されるという「負の連鎖」が繰り返されるのではなかろうか。

 

「本人の努力」や「家族の支え」といった簡単な言葉で片づける事が出来ないのが薬物犯罪です。