キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が亡くなった。

 

私は共産主義は嫌いだが、カストロやゲバラが成し遂げたキューバ革命は偉業だと思うし(経済政策などは別。)、彼らの共産主義はソ連や中国などとは異質の共産主義だったのではなかろうか。

 

たった、82名でキューバに上陸し、そのうちの18名しか生き残らない中で最後にはキューバ革命を成し遂げる。他の共産圏の国々では「国家指導者」の大きな肖像画や銅像が街のいたるところにあるが、カストロはそういったものを一切、造らせなかった。

 

彼らの祖国に対する想いは、米帝国主義による搾取から人々を解放したいという純粋な気持ちだったのだと思います。

 

また、私はチェ・ゲバラのポスターを自宅玄関に飾るぐらい尊敬しているのですが、また彼もカストロとは違い、自分の祖国でもない国の為に命を懸け、またキューバで指導者になった後もその地位に固執せず、コンゴやボリビアの革命の為にまたしても命を懸けて、散っていったわけですが、カストロにしろ、ゲバラにしろ、「共産主義」というイデオロギーだけでは語れない何かを持っているのだと思います。