野党第一党の民進党の代表選挙。どの候補者もいわゆる「民共合作」路線の修正を主張されてます。同じ価値観を共有している政党同士が選挙協力をするという事は私は否定しませんが、非民主的な共産党と他の政党が共闘するという事はあってはならないと考えます。

 

しかし、国政選挙と東京都知事選挙で実際に行われた。大阪では自民党と共産党が組むという事まであったわけです。結局、そのような主義・主張が異なる者同士が共闘するという事は有権者には理解されず、いずれもその戦いは敗北をしたわけです。

 

しかしながら、主義・主張は違えど公党間で合意した内容は大事であり、それならそれで筋を貫けと思ってもしまいます。

 

「これからの国政選挙でできる限り協力を行うことは4回くらい確認しているのではないか。『なし』にはできない」と共産党の小池書記局長は記者会見で述べられていますが、民進党のトップが代われば何もかもかわるという体質も政党としてどうなのか?と思ってしまいますし、政治や政党は「信頼」で成り立っているところがありますので、それは国民を愚弄する行為でしかありません。

 

共産党の言われるように4回ぐらい「民共合作」路線で主張される方が、前回の参議院選挙の野党共闘に期待した方々への声にも応える事になるのではなかろうか。

 

政党として考えがブレるのが一番よくないし、結果としてそれは政治不信を招きます。

 

さらに、あれほど憲法改正に反対と言っていたのに、いつの間にか各候補者が我々、日本維新の会の憲法改正案をパクっております。それも、先の参議院選挙で重点的に訴えていた統治機構改革、教育無償化、憲法裁判所の設置。民進党代表戦では憲法改正項目として、蓮舫氏が統治機構改革、前原氏が教育無償化、玉木氏が憲法裁判所の設置と見事に一致しております。彼らは憲法改正に賛成なのか、反対なのか未だに理解が出来ません。我々、憲法改正を主張する維新の会の事を「自民党の補完勢力」とよく彼らは言えたものですね。

 

こうやって、政治不信が高まっていくのが残念でしかたありません。