民進党代表選挙に立候補している蓮舫・参議院議員の「二重国籍」問題が浮上している。
この問題はもともと八幡和郎氏が指摘していた問題をその後、マスコミも後追いし、当初は本人もインタビューで「質問の意味がわからない」と逃げていたが、ここにきて「台湾籍を放棄したかどうかについて確認が取れてない」と認め、放棄する手続きを行っているそうです。

日本は法律で「二重国籍」が認められておらず、22歳までに国籍の選択をしなければなりません。選択をするという事は、選ばれなかった国籍の離脱手続きも取らなければいけないわけです。蓮舫・参議院議員の説明を聞いていると言い訳をしているようにも感じますが、たぶん離脱する事が必要だったという認識がなかったのではないかと考えられます。

ただ、ここで考えなければいけないのは「二重国籍」のまま大臣になっていた可能性がある事と、まがりなりにも野党第一党の党首になろうとする方ですから将来、総理を目指す方なわけであり、このような指摘がなければ総理が「二重国籍」という可能性もあったわけであります。

そこで、知らなかったで逃げるようでは政治家の資格は疑わしものです。また、国家公務員法などでも「二重国籍」は認めらないわけですから、ここは潔く説明責任を果たすとともに、代表選挙から撤退すべきだと考えます。

政治とは信頼が大事です。国民の小さな違反は罰を受けるのに、政治家は「知らなかった」で済まされるだと多くの国民の皆さんが感じればそれは政治不信を助長しかねない問題になるわけです。

同じような事がアメリカの大統領選挙で発覚したら、その候補は撤退するでしょうね。