この週末、各紙の東京都知事選挙に関する世論調査が発表された。どこの紙も、小池・元環境大臣が優勢だという事を伝えている。小池氏は自民支持層の3,4割を獲得し、無党派にも浸透しているので、このままいけば当選は間違いないと思います。

今回の東京都知事選挙を見ていて分かるのは、決して世論のムードは「自民党1強」ではないという事だ。他の野党がだらしないから、結果として国政では自民党に票が集まるだけで、国民はやはり「改革」を強く求めているのではないだろうか。それは、大阪での橋下知事、市長を誕生させたエネルギーにも通じるし、さかのぼれば2009年の民主党政権を誕生させたエネルギーも一緒だ。

ほんとに、自民党が強いのなら今回の東京都知事選挙では知名度の問題はあるが、圧倒的な力で増田・元総務大臣が勝たなければならない。

そして、もう一つ見えてくるのは理念、政策なき野合である民共合作はやはり一部の有権者は別として好まれないという事だ。

色々な意味で、今回の東京都知事選挙は政治が動くきっかけになるのかもしれない。