民主党と維新の党が合流するようだ。

私はどちらの党にも所属した事があり、そして今は「おおさか維新の会」に所属しております。私は野党再編は必要だと思いますし、自民党と対峙する二大政党制はこの国に必要だと考えます。

維新の党が分裂する際に何故、私はおおさか維新の会への道を選んだのか?民主党との合流を目指す維新の党の考えに違和感を覚えた事と、「維新」に期待をしてくださる方々の思いはその方向性ではないだろうと考えたからです。

私は政治を志してから「非自民」というスタンスです。イデオロギー的に自民とは相入れないというのではなく、この国には様々な改革が必要だと考えますが、自民の政治では改革は出来ないと考えるからです。

残念ながら、かつて私の所属した民主党も野党時代は改革政党だったにもかかわらず、いつの間にか改革の旗を降ろし自民党と変わらような中央集権、官僚主導による政治を繰り返し、挙げ句の果てには約束違反とも言える消費税増税を決めました。そこで、私は民主党を離党しました。その後、この国の改革を断行する為に維新の党に参画しました。

維新の党と民主党の合流が正しいのかどうかは私には分かりません。全ては選挙が証明するはずです。

しかし、私達が考えなければならないのは、民主党にいた人間が党を飛び出し、そして「野党の結集が必要だ!」と政策抜きでまた民主党に合流するのであれば、それはここ数年の政治行動を自ら否定する事になるのではないでしょうか。

それは、政党の合流だけでなく 野党連携も同じです。自ら自民党を「1強」にするような状態を作り出して、都合が悪くなれば「政策は棚にあげてまとまろう!」というのは有権者にさらなる政治不信を招くのではないでしょうか。「こういう改革が必要で、今の小さな形ではダメなんだ。だから、新党なんだ」と政治家の気概で進めるのであれば国民は支持をするのでしょうが、先に数ありきで進められているのは誰の目からみても明らかです。

政治とは有権者の支持なくしては進みません。有権者、国民は何を変えてくれるという期待できる政治を求めているのではないでしょうか。

私は諦めず、この国の改革を求めてまいります。そして、本当の「維新」にはそれが出来る力があります。