先日、あるマスコミがやってきた。何でも「参議院選の対応をどうするのか?」というお話だった。

その1,2ヶ月前にも同様の取材だった。

その時にお話ししたのは「党として支部長公募もやっているし、宮崎からも応募者がいるようなので、県総支部としてはそれからでしょう。」とお話しし、付け加えて「政治や選挙は直前に動くから来年の3月ぐらいには構図も含めて見えてくるんではないでしょうか、うちの対応も含めて」とお答えしました。

それから、同様の取材だったので「何も変わってませんよ。ただ、うちの党もどうなるか分からないし、他党も含めて色々と構図が変わるでしょうから、やはり今書いたところで何も見えてこないのでは?」とお答えしました。

確かに、充分な取材をして伝える事は大事だが、そこは流れを読まないと、ただ単に「垂れ流し」になって有権者に間違ったメッセージを送るのではないだろうか?

マスコミが報道した為に、崩れるものの多々ある。

そこまで、しっかり読んで伝えるべきものを伝え、伝えなくてもいい事は時期が来るまで伝えないというのが大事ではないだろうか。

外交交渉の裏舞台もそうだと思う。

様々な難問を解決する為に、水面下でお互いの国が腹の探りあいをしながら、本格交渉、そして解決へと導きだしていくにもかかわらず、水面下の交渉を「スクープ」と言わんばかりの交渉でこれまでもマスコミが誰かの意図があるのかもしれないが外交交渉を潰してきた例は多々あったのではないだろうか。

先の大戦では、マスコミが煽りに煽り、伝えなければいけない情報は伝えずにた。戦後は自己反省はないままに、国の中枢だけを批判し、また煽る。

ジャーナリズムとは一体、何なんだろう?

以前、ある著名な方が「新聞も、しょせんは商売なんで 部数の為に何を書くかですよ」と言っていたが、日本のジャーナリズムは所詮はその程度なのかもしれない。

信頼するかは別として新聞を読むのは大好きですが、今はネットを中心に様々なメディアが発達し、色々な角度から情報が獲れるので、今のような姿勢では部数減少に歯止めがきかなくなるのではないだろうか。潰れる事はないだろうが、メディアの主軸からは50年スパンで考えると彼らは外れるのかもしれない。