アメリカの司法省は、贈収賄の疑いで国際サッカー連盟(FIFA)の幹部9人を含む15人を逮捕しました。その中には現職の副会長も含まれておりました。


今回の容疑はサッカー大会のスポンサー契約などに対して便宜を図ったというものでした。


FIFAを巡っては、これまでも「黒い疑惑」は数々と報じられてきたので、幹部が逮捕された事も別に驚きはしませんが、「スポーツビジネス」を巡る黒い疑惑に関してはこれを機会に一掃してもらいたいと思います。


日韓W杯を巡っても「共同開催」が決まった背景には、何らかの闇があったのではないかとこれまでも報じられてきました。


スポーツ自体は健全なものですが、プロスポーツになって巨額のマネーが動く「スポーツビジネス」に関しては「ビジネス」である以上、どうしても人の野心や思惑、そして利益などが絡まり、こういった闇を創り出してしまいます。


私は「スポーツ」にも「スポーツビジネス」にも大変関心がある方ですが、このような闇で健全に自分の目標にむかって頑張ってるスポーツ選手や子供たちがかわいそうですし、スポーツの持つ力の「負」の面が強調されるのが悲しいです。


サッカーだけでなく、オリンピックでも同様の「黒い疑惑」は以前からささやかれております。今回の件を一サッカー団体の問題としてとらえるのではなく、スポーツ全体からそういった汚職を一層する仕組みを構築していかないといけないのではないかと考えます。