予想できていたとはいえ最悪の結果をまねいてしまった。

土曜日の夜に突如、イスラム国に拘束された後藤健二さんが殺害された湯川遥菜さんの写真を持つ姿が公開された。

私も画像を確認しましたが、これが事実ならば残念でなりません。

現在、様々な解析がされております。その中で各紙が音声に関して後藤さんの声紋と一致し「同一人物」だという報道と、声紋が一致せず「別人」だという報道がなされております。

マスコミや政府機関が一連の事件に関して迷走している一つの事例なのではないかというのと同時に、やはり日本の情報収集能力、対外交渉能力があまりにも低いというのを内外に知らしめたのではないでしょうか。

アメリカやイギリスはイスラム国に対する交渉すらせず、逆に制圧を考えているのでこれまで人質は殺害されました。逆にフランスはイスラム国と交渉し人質を救出しました。

どちらが、正しい判断だったのかは分かりませんが、日本国の立ち位置というのはあまりにも中途半端だと思います。

制圧を加えるだけの力もなく、かといって交渉するための窓口も持たず。

いずれにしろ、今後このような事件は増えてくると思います。国民を守るのは政府しかありません。その政府が、その時にどのような判断を主体的にとれるのか、情報収集や対外交渉のやり方を変えていかねば、同じ悲劇がこれからも繰り返されるだけだと思います。