昨日の産経新聞に「北朝鮮、送還日本人選別」という見出しの記事がありました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140723-00000505-san-kr

内容としては、金体制に不都合な日本人を先に隔離しておくというものであります。

このような工作は当初から予想されていたでしょうから、安易な制裁解除が果たして正しいのか疑問に感じてるいる方も多いのではないでしょうか。

「日朝合意のジレンマ」
http://ameblo.jp/izki-toyama/entry-11866024834.html
「日朝合意のジレンマ2」
http://ameblo.jp/izki-toyama/entry-11868704750.html

でも、書きましたが「日朝」を巡る問題は様々な問題、関係があり過ぎて大変難しくなっております。

その中で、アメリカが安倍総理の訪朝に「No」を突き付けているという話しもあります。

アメリカにとってみれば、この北朝鮮問題の最重要課題は核・ミサイルであり、米韓日の連携によってそれらの大量破壊兵器開発をとん挫させたいという思いは強いものがあると思います。

その足並みを乱すような事があったら、アメリカの国益として許せないという事で日本政府にシグナルを送っているのかもしれません。

更にいえば、ウクライナを巡るロシアとの関係も、日本が独自外交路線で挑もうとする事を快く思っていない節があります。だから、アメリカは日本に対してマレーシア機撃墜に関してもっと発言すべきと主張しているのではないでしょうか。

拉致問題にしろ、北方領土問題にしろ、日本独自の問題でありますから、主体的に取り組むべきだとは思いますが、日米同盟がこの問題解決の壁になろうとしているのも事実なのかもしれません。

個人的に感じるのは、日本の外交政策はその場しのぎで、物事の優先順位すらつけれていないから、問題に着手する扉までは開けるが、その後は全ていい加減な形で終わるのではないでしょうか。