イラクの情勢は極めて厳しい状況にさしかかってます。

専門家の話では、クルド系、スンニ派、シーア派に国が三分割されるのではないかという話があります。

いずれにしろ、中東の安定が崩され、それがもたらす世界への影響が気になります。

そんな中、BS世界のドキュメンタリーで「イラク戦争 終わりなき戦い」があり視聴しております。



番組内では、なぜアメリカがイラク戦争に踏み切ったのか、政権内部での路線対立、またイギリスの動き、どのように誤った情報をうのみにしたのかが、当時のブッシュ政権の幹部やCIA,国連関係者、イラク政界関係者、イラクの情報機関、イラク軍関係者の証言から明らかになってきております。

また、その後のアメリカのイラクの占領政策の苦悩なども描かれており、特にこの占領政策でのイラク軍の解体などが、今の情勢への導火線だったのが伺いしれます。




なかなか、日本の報道はこの手のレベルの番組がないだけに、クオリティーの高さや、公平性など素晴らしいつくりになっている世界各国の番組がこれまでも報道されてきておりました。