暑い日が続いてますね。夏バテにはくれぐれも気を付けましょう。


今年の夏はほんと暑く感じるのですが、68年前の夏も暑かったのでしょうか。


広島、長崎に原爆が投下され、終戦を迎えたあの夏。


原爆投下については日米で評価が完全に分かれております。

参議院議員現職時代に広島の原爆資料館、アメリカのスミソニアン博物館を訪問する機会がありました。


広島では原爆の悲惨さを感じ、スミソニアンでは誇らしげに展示されるエノラゲイを見ました。


原爆投下に対する両極端な対応は両国間の原爆投下に対する価値観の違いからきてるのだと思います。


アメリカでは、戦争を止める為、アメリカの若者の犠牲を止める為にはやむ得ない措置だったという見方が強いわけです。


しかし、原爆投下前から日本は降伏に向けて水面下で交渉しており、アメリカもこれ以上、日本が抵抗するという事はないと分かっていたはずです。


政府は原爆症認定で控訴を断念するという報道がありますが、この問題、果たして裁判を争ってる方々だけの問題だけで終われる話ではありません。


原爆症で苦しんでる方々の救済はいち早く行うべきであり、認定制度も見直しをすべきです。広島、長崎の原爆との因果関係の確認という大きな壁があるのでしょうが、被害を訴えてる全ての方々を日本政府は救済し、そして原爆を投下したアメリカにも責任を求めていくべきではないでしょうか。


私が不思議に思うのは、あまりにも日本は「敗戦国」という十字架を背負いすぎ、近隣諸国にも、アメリカにも物を言わなすぎであります。


68年前の悲惨な出来事で今でも苦しめられている方々がいるのに・・。


イデオロギーは相いれないですが、私はチェ・ゲバラを尊敬しております。そのゲバラが、広島を訪問した際に「きみたち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目にあわされ、腹がたたないのか」と投げかけられました。


この言葉の意味を、我々 日本人は深く考えないといけないでしょうか。そして、言うべきことは卑屈にならずに堂々と主張していくべきではないのでしょうか。


この夏に、過去の歴史、そして、これからの未来のことを多くの日本人が深く考える事を望みます。