ネットやテレビをつけると、南大隅町の委任状の話題が話題になってました。


あそこまで政治家や町長、東電の幹部が映像に映っているのを見せつけられると、原発関連施設誘致に絡む政官業の癒着体質というのはなんとかしなければならないのではないかと改めて思うのと同時に、政治の世界の汚さをマジマジと見せつけられます。


この様な汚い政治を変えたいという思いは、29歳で初めて選挙に挑戦した時も、31歳で初当選した時も、そして37歳の浪人政治家になった今も変わりません。


そんな中、昨日・生活の党、社民党、みどりの風の幹事長会談で今夏の参議院選挙で共闘していく事が確認された。地方組織レベルでも連携を取って、挑んでいかねばならない。


今度の夏で、原発政策もTPPも完全に行方が決まってしまうのではないかと思います。


「男の一言は泰山より重い」という言葉がありますが、我々、政治に身を置く人間はこの言葉をしっかりと受け止めなければなりません。


「項羽と劉邦」の話の中で、章邯将軍が項羽に降る際に項羽に欺かれてるのではないかと危惧して、なかなか降らなかった時に項羽は「男の一言は泰山より重い」と言ったそうです。


選挙で選ばれる政治家達は、この言葉をどう受け止めるのでしょうか。選挙戦で政治家は何を訴えたのか。


TPPの問題にしても、あれ程、反対を主張していたのに、何の抵抗もなく交渉参加をあっさりと認めている。


民主党が政権下の時は、「国家の主権が失われるような大変な判断なのに、主権者である国民に正面から説明もせずに勝手に表明してしまう。ここまで国民をばかにした政治はない」と批判もされていたのに、あの勢いはなくなってしまっている。


いつの間にか、政治の世界では「政治家の一言は軽石より軽い」になったのかもしれない。


この様な政治を繰り返せば、繰り返す程、国民の政治不信は益々高まってしまいます。それを政治の力で取り戻さなければなりません。


そして、我々自身も反省しなければなりません。


我々は、選挙で約束した公約を守るのが筋だと主張して、結果として民主党を離れました。その思いは「男の一言は泰山より重い」と同じであります。


もう一度、政治が信頼されるように、我々は頑張らねばなりません。