本日、野田総理は内閣改造を行いました。
消費税増税法案を今国会で成立させる上で、自民党の協力を得る為に行われた人事だと言われております。
内閣の人事は総理の専権事項でありますので、あまり口をはさもうとは思いませんが、一つだけ気になる事があります。
それは、防衛大臣に関する人事であります。
今回の改造人事では、新しい防衛大臣に森本敏氏が起用されることになりました。
森本氏は、人物・見識ともに立派な方だと思います。
しかしながら、防衛大臣を民間から登用する事には疑問を感じます。
私は大臣を民間から登用する事を否定するわけではありません。
しかし、防衛大臣は、やはり選挙で選ばれた政治家を任用すべきだったのではないかと思います。
特に軍事に関する事は、その機密性の問題等や有事の際の政治判断など重要性があるだけに、「人物」、「見識」以外に求められるものもあるのではないかと思います。
今回の内閣人事は、冒頭でも述べたように消費税増税法案を成立させる為の人事だとも言われておりますが、それに血眼になるのではなく、
もっと、今すべき事に全力をあげてもらいたいと思います。