５月１５日、この日は沖縄にとっても、日本全体にとっても特別な日であります。沖縄が日本に復帰した日であります。
昨日、沖縄の本土復帰40周年の記念式典が行われ、沖縄を訪問し出席してまいりました。
昭和４７年に沖縄は本土復帰を果たしました、私は昭和５１年生まれの36歳ですので、沖縄がアメリカに占領されていた時代を見ていない世代であります。
現在、参院において沖縄及び北方問題特別委員会の理事を務めており、沖縄の抱える問題の解決の為に、これまで何度か沖縄を訪問したり、委員会でも発言をさせて頂いております。
民主党政権になり、基地問題での紆余曲折はありましたが、沖縄振興法の改正や自由度の高い一括交付金の新設など、沖縄振興に力を入れてまいりました。この振興法改正や一括交付金の新設などは、地元の声を反映させたものであり、評価もいただいております。
沖縄の本土復帰直後からの悲願だった、本土並の水準になるのは、かなり近づいてきているのかもしれません。
しかし、一方で、沖縄にばかり米軍基地を押しつけている形というのは、どこかでしっかりと見直しをしなければなりませんし、我々、日本人は、この事も含めてしっかりと考えなければならないのではないでしょうか。
我が国は日米同盟を基軸としておりますので、米軍はいらないんだという議論は極端ですが、沖縄に駐留する米軍を日本国内に分散させる事は同じ日本人として、しっかりと考えなければなりません。
話しは変わりますが、私の義父は自衛官として、復帰直後の沖縄で任務についておりました。その当時の沖縄の人々の自衛隊に対する感情は今では考えられないように厳しいものがあり、転入届けを提出してしても数ヶ月は受理してもらえなかったようです。
その様な時代もあったわけでありますが、幾多の困難を乗り越えて、今があります。
沖縄という土地は、アジアにおいて潜在能力が高い地域だと考えます。アジアのリゾートとしては、もちろんの事ですが、特に国際物流において、まだまだ発展していくのではないでしょうか。
アジア太平洋の成長を取り込み、沖縄、そして我が国は成長していかねばなりません。