国会は閉会しましたが、各種会合の為に国会にいます。税と社会保障の一体改革の議論など、国会は閉じましたが、与党としてやらねばならない事は多々あります。野党時代と色々な意味で違いますね。
昨日は青森に行き、一昨日は地元・日南市で国政報告会を開催させていただきました。師走のお忙しい中、多数の方々にご来場いただきました。感謝もうしあげます。今後も故郷・宮崎の為に、日本の為に、そして、日本の宝である子ども達の笑顔の為に頑張ってまいります。
国政報告会の後、ご来賓として出席頂いた、松木けんこう衆議院議員と米長晴信参議院議員を小村寿太郎侯のお墓と資料館にお連れしました。お二人ともTPP慎重派であり、来賓挨拶の中でも小村侯の成し遂げた関税自主権回復につきましてもお話をいただきました。
今の時代を生きる国会議員でお墓をお参りさせていただき、気持ちを新たに、我が国を守る為に頑張ってまいります。
地元、宮崎からその日のうちに上京し、昨日は朝一便で青森は三沢空港に向かいました。その目的は六ヶ所村を訪れることであります。
六ヶ所村には、核燃料の再処理施設が存在します。私は元々は原発に関しては、電力需要の緒問題や地球温暖化対策上、推進の立場でありましたし、核燃料サイクルに関してもエネルギー安全保障の観点から進めるべきだと思っておりました。しかし、3・11の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以降、その考え方に変化が生じてきております。
推進、反対の立場の方々の意見は、自分としては納得をしておりますが、固定観念を持たずに、一から勉強したいと思い、六ヶ所村に向かいました。
ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、再処理工場と視察を行いました。（写真撮影は許されず）
日本の技術の高さには驚きましたが、これからの原発の問題を考えると、この核燃料サイクルが必要なのかどうかは疑問を感じます。
今回の事故を受けて、我が国は「減原発」に動くと思います。核燃料サイクルの技術に関して否定的な方々の意見に私はくみしませんが、3・１１以降は計画からスケジュールから予測からが全て変わってくるわけであります。
そのような中で再処理が必要なのかどうか私達は議論すべきだと思います。
そして、また同時に六ヶ所で視察させていただき、色々な方とお話し、思いを強くしたのが、使用済み核燃料の最終処分場を早く決めなければいけない事です。この問題を議論するのを、多くの方々が嫌がります。しかしながら、この使用済み核燃料の問題を私達の子や孫の世代にまで、つけまわす事は不可能であります。
我が国が、原発を推進しようが、減原発になろうが、脱原発になろうが、この使用済み核燃料の最終処分の問題からは逃げる事が出来ません。だからこそ、長くても10年以内には何らかの結論を得なければなりません。
確かに、自国で再処理を行い、核燃料を確保できる事は、エネルギー安全保障観点から言えば推し進めるべきだとも思いますが、コスト的な問題や、今後の原発のあり方を考えれば、計画した段階と比べ、前提は異なってきているはずです。