週末は地元・日南市で明治の外交官・小村寿太郎侯の没後100年の記念式典が開催され出席してまいりました。


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TPP問題で小村侯に関しては何度か触れておりますが、「坂の上の雲」を目指し、近代国家を建設した明治に、小村侯の果たした役割というのは大きなものでした。


日英同盟の締結、賠償の問題で当時は民衆に評価されなかったポーツマス講話条約の締結、そして関税自主権の回復。この小村侯の功績のどれか一つが欠けてたら、今の日本はなかったのではないかと思います。


くしくも、この関税自主権回復から100年の、この年に、関税自主権を放棄するような動きが起ころうとは誰も思ってもいなかったのではないでしょうか。


小村寿太郎侯の同郷人としても、彼が苦心して回復させたものを守っていかねばなりません。


記念式典の後は、日南市市職労さんから「医師確保」の要望をいただきました。


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新研修医制度のスタートにより、医師の偏在が顕著に現れ、どこの病院や地域でも医師確保に大変苦心しております。日南市も公立病院のお医者さんが諸事情により今年末、今年度末までに2名が退職の意思を示しているようです。医師確保に関しては自治体病院だけでなく、民間病院も苦慮しているだけに、容易な話ではありませんが、知り合いのドクターなどにもお話をさせていただき、お力になりたいと思っております。自治体側の意向も、知人等のネットワークを活かして確保に動いてるようです。


医師不足に関しては、政治や行政も様々な動きをしております。しかし、中長期的には解決の道筋をつけたのかもしれませんが、短期的にはこの不足し、更に偏在している医師不足をどのようにするのかは色々と知恵をだし、地域の医療を維持し、守っていかねばなりません。


今日は、歌舞伎に関する要望もいただきました。

戦前は、色々な地域で歌舞伎というものがあたりまえのように披露されておりましたが、戦後のGHQの政策で映画会社の歌舞伎以外は全て認められなくなりました。それにより、誰にでも許されていた歌舞伎界への道が、家柄の歌舞伎しか継げないというような形に変わってきております。国立の歌舞伎養成所もありますが、スターへの道は閉ざされてるような形になっているようです。


戦前、どこにでもあった歌舞伎を復活させ、子ども達に歌舞伎を教えたり、見せたりする支援をしている団体もあるようですが、そこには色々な壁があり、歌舞伎は演劇として認められてないようです。


日本の伝統文化は守っていかねばならないものだとも思いますし、事業の普及に関しては政治の力だけでなく、色々な立場の方々と連携して推進していかねばなりません。