第179回臨時国会が開会しました。会期は12月9日迄の51日間であります。先日も述べましたが、閉会中も委員会の閉会中審査、各部門会議、各種の陳情対応など行っておりますので、国会というのは常に動いているわけであります。


一昨日・昨日と一泊二日で参院民主会派の研修会と被災地視察が福島県で行われました。3班に分かれて、宮城、福島の被災地を訪問させていただきました。


いつきブログ 外山イツキ(外山斎)公式ブログ|参議院議員|宮崎県選出

一日目は、平野大臣からの被災地概要報告、東日本大震災復興構想会議の2名の専門委員会からお話をうかがいました。


二日目は、三班に分かれて被災地の現地視察を行い、私達は富岡町の方々が避難されている仮設住宅、富岡町・川内村役場災害対策本部からのヒアリング、農産物の放射線モニタリングを行っている福島県農業総合センターを訪ねました。


いつきブログ 外山イツキ(外山斎)公式ブログ|参議院議員|宮崎県選出

仮設住宅にお住まいの方々との意見交換では、安心して故郷に戻れるようにしてもらいたい。仕事の創出を行ってもらいたいなど、様々な要望をいただきました。意見交換会後、住民の方々とお話していると、「一時帰宅する度に、『ここには戻れない』という感情が湧いてくる。みんな、戻りたいとは本音では思ってないかもしれない。だから、国が土地を買い上げて移転をさせて欲しい。」と苦しい胸の内をあかしてくださいました。


我が国がかつて経験した事のない原子力災害だとはいえ、除染作業を本格的に実施し、ベストは故郷に帰れるようにしてあげなければなりません。


話は変わりますが、研修会では平野復興担当大臣が被災地概要報告を行い、津波に関して検証しなければならないポイントがある事などの説明を受けました。


その時の発言が、その日のニュース番組や次の日の朝刊で「逃げなかったバカなやつがいる。」と発言と報道をされました。言葉には文脈があるわけでありますが、報道のニュアンスはかなり違ったのもでした。


今になって新聞で


「野党には バカ を問題視する向きもあるようだが、これを失言とみなすのはいささか気の毒だろう」(読売新聞)


「扱いが難しい言葉だけに、発言に逸脱感はあるにせよ、事例を調べる必要を述べた前後の文脈はまっとうだ。自民党幹部の言う「許されない」ようなものだろうか。むしろそうした反応に「やれやれ」の感がある」(朝日新聞)


と述べているが、そもそも大臣の発言を問題視したのは、マスコミではないだろうか??記者が悪意を持って伝えてのではないのか。自民党の幹部の発言に「やれやれ」とか言う前に、それを問題発言のように報道し、また野党幹部に質問している事をマスコミは一番に反省すべきではないのか。


マスコミが、このような言葉狩りを続け、反省もなく他人事のように伝える事に違和感を感じるのは、私だけではないのではないか。


このような報道は終わりにしていただきたい。