今朝は農水省への要望活動からのスタートでした。農水省から部屋に戻ると、閣議決定された防衛白書が届けれておりました。中国の覇権主義に関しても「高圧的」という文言で言及されているものとなっております。



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一通り目を通し、今朝の読売新聞に目を通すと「次期哨戒機 機体にひび」の記事が。現在使われているP3C哨戒機の後継機として開発しているP1の試験中にひび割れが見つかったようです。


特に近年は、中国やロシアの偵察機や潜水艦や艦船などが日本周辺に出現しておりますので、しっかりとした警戒、監視体制を敷かねばなりません。その上では、哨戒機は大変重要であります。しかし、このP3Cは導入から30年が経過しておりますので、老朽化しております。その後継機P1を開発し、今年度中の導入を目指していたわけです。


私は兄弟がP3Cのパイロットをしておりますので、彼らの任務がどれ程、重要なのか認識しておりますし、以前、P3Cの中を見せてもらいましたが老朽化した物だとは素人の私でもなんとなく分かりました。


たまたま、このP1には私の友人も開発にかかわっていて、どんなに素晴らしいものかも知っていただけに、今回の件は残念でなりません。


我が国の防衛上、これもまた大変な事でありますので、開発が大幅に遅れる事のないように、我々も協力していかねばなりません。



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昨日は概算要求の関係で、宮崎県知事が民主党、各省庁に対する要望で上京されました。


以前から心配している、口蹄疫発生期間の県の主導による授精自粛要請期間の補償と出荷調整に関して県の方から要望とは別にレクを受けました。


県知事との意見交換の時は「9月議会で」と前向きともとれる発言で期待をしておりましたが、担当当局からは自粛要請期間の補償はゼロ回答で残念でした。出荷調整に関しては、農水省も前向きに考えてくれているので、財務省との折衝なども残っておりますが、私としても応援していきたいと思います。


県からレクを受け、農水省からもレクを受けました、現場の声が正しく伝わっていないなと忸怩たる思います。仔牛の空白期間の問題は県の担当部局と農水省が直接やってるわけですが、私がまわった畜産農家のほぼ全てが言っている「行政の命令で、授精自粛をしたので、それに対する補償はしっかりしていただきたい。」との声は、全く農水省には伝わっておりませんでした。


口蹄疫発生地区以外は県の指導で授精自粛をやり、その後の問題が生じたわけでありますから、県にももっと現場の声には耳を傾けていただきたいと思います。そのような意味では義援金や復興基金の使われ方が大事になってきます。


特に口蹄疫で補償も受けられず体力を奪われた農家にとっては、今回の原発事故による風評被害などで更なる追い打ちが予想されます。


「年を越せるやろうか?」「このままでは母牛を手放なさなければならない」といった農家の悲鳴にも近い声を政治の力でなんとかしなければなりません。