いつきブログ 外山イツキ(外山斎)公式ブログ|参議院議員|宮崎県選出

今朝は郵政の勉強会からスタートしました。

小泉自民党によって、日本の郵政のネットワークは「民営化」の名のもとにズタズタにされました。


敗れはしましたが郵政選挙を候補者として戦った一人として、あの時の「郵政民営化」は今でも間違った政策だと思っております。


その後、参院に当選させていただいて、最初の三年間郵政を扱う総務委員会に配属され、特に郵政問題を中心に質問をさせていただきました。


私達は09年に政権交代を果たしました。その時の選挙でも、郵政民営化の見直しを訴えたわけです。特に地方においては、この民営化の弊害がいたるところで出てきており、政権交代を我々が果たせた一つの理由に、国民の声として、このいきすぎた民営化を見直して欲しいという願いがあったはずです。


震災発生1週間後に石巻にお伺いしたら、被災された方をくまなく探し、郵便を届けたいる職員の方々の懸命な姿を目にしました。特に、電話などの情報インフラが途絶えて、郵便を使って安否を確認された方もいらっしゃると思います。郵便配達員さんにお金を預かって欲しいとお願いするおばあちゃんとかもいるそうですが、民営化前の郵政だったら可能だった事も、民営化後では不可能になってます。もし、ここまでいきすぎた民営化でなかったら、震災対応も様々な面で変わってたのではないかと思います。


郵政改革法案に関しては、委員会設置が決まったものの、自民党が名簿を提出しなかったりして、3ヶ月経過した今でも法案審議に入れない異常な状態が続いてます。


自民党が法案に反対の立場であり、それをやると党内に新たな亀裂を生む事を心配しているのでしょうが、通常の手続きでは普通に審議されるものを、いたずらに引き延ばすやり方はいかがかと思います。


今日は今から厚労省に口蹄疫関連で伺い、その後は夕方から参議院有志の勉強会に出席します。本日の講師は、「昭和史」「幕末史」の半藤一利先生です。