今日は私が参議院選挙に挑戦した告示日であります。あれから4年が過ぎました。


4年しか経験してないわけですが、今の国会の状況は、この短い期間の中でもダントツに異常な状態に近いのではないかと言わざるおえません。


議員になって常に思ってたのは、なぜ、その委員会や法案審議と関係ない質問が許されるのか?という事でした。当選以来、様々な場で委員会質問の時間を頂いてますが、法案審議の中でその法案と関係ない質問はあまりしないように心がけております。しかし、野党を見てると、法案どころか、その委員会とも関係ない質問が許されている。


何の為に委員会が分かれており、何の為に法案が審議が行われてるか、各議員が改めて認識しないといけないのではないかと思います。たぶん、他の国の国会ではあまり行われてないのではないかと思います。


そのような中で今の国会審議を見ておりますと、なぜ、この時期にそれを追及しないといけないのか?と思うような質問も多いわけです。


結果として事実ではなかったわけですが、総理が海水注入を止めさせたんじゃないかという追及も、その質問をやりたい気持ちは分かります。しかし、多くの国民は今、責任の所在や、過去の話よりも、復旧・復興に向けて国会が真剣に議論し、国会が知恵を出して欲しいと思ってるのではないでしょうか。


いずれ、様々な問題の責任を追及しなければならない時期は来ますが、今ではありません。与野党ともに、多くの知恵を持った議員がいられます。こうやったら、原発問題を収束する事ができるんじゃないかとか、このように復興をやっていかないといけないんだとか、様々な知識をフルに使って行政府と真剣に対峙しなければならないのではないかと思います。そのような意味では、国会の審議よりも、党の部門会議の方が中身が濃いような感じがします。


真剣な議論をする上では、もっと、内閣や総理には真摯な対応をとっていただきたいと思います。この場さえしのげばいいんだみたいな答弁ではいけません。


昨日、行われた東日本大震災からの復興を考えるシンポジウムでは佐藤雄平福島県知事が「国会の議論は原発事故の犯人捜しばかりで、どう収束させるかの議論がなく残念だ。真剣な議論で一刻も早く収束をしてほしい。」と言われたそうです。


この言葉を全ての議員が重く受け止めるべきです。


そして、政治と一緒にマスコミも真剣に考えて欲しいと思います。

誰が何をいっただの、今のマスコミもスキャンダル合戦になってるような気がしてなりません。