先日、地元に戻る為、モノレールに乗ってますと、高校生ぐらいの子供達が「総選挙」の話をしております。ちょうど、不信任案騒動のまっただ中ぐらいの時期だったので、政治の話をしてるのかなと思ってると、「私はアッちゃんだと思う。」との声が。子供達の話はAKB48の選抜総選挙の話題だったんですね。


昨日、第三回の総選挙があったわけですが、ニュース番組でも報じられるぐらいのビックなイベントだったわけです。AKB48の誰が誰だか見分けもつかないぐらいオジサンさん化した僕ですが、ニュースでも取り上げられるアイドルというのはほんと凄い社会的現象なんだと思います。


彼女たち自身の活躍は凄いと思いますが、プロデューサーである秋元康氏の戦略は見事なものです。このCD不況といわれる今の時代に、ミリオンセラーをだす。なんでも彼女達の新曲シングルCD(すみません、タイトルがわかりません。)は、あのミスター・チルドレンが「名もなき詩」が弾き出したセールス120万枚を超えたというではないですか・・・。


選抜総選挙の投票権や握手券を目当てに大量購入する人などがいて、この記録を打ち出したんだと思いますが、CDセールスというものが、従来の音楽を売るから、高付加価値を付けたCDを販売するという戦略で、この不況時代に脅威の数字を叩きだした手腕には驚かされます。


AKB48の選抜総選挙は国民的関心事項になってるわけですが、ほんとうの選挙というのは、年々投票率の減少が続きます。国民の政治不信なども理由としてはあるのでしょうが、政治や選挙自体に興味がないという人が増えてきたのでも事実ではないでしょうか。個人的には昔から棄権してる人達が行動するだけでも、この国の政治は大きく変わると思ってますが、どうにかして、この低投票率を止めなければなりません。一部の声しか反映されない政治というのは、決して正しい方向だとは私は思いません。