昨日は私の所属する「民主党・日本バス議連」(田中直紀会長)の議員団で被災地における公共交通機関の役割と現場の視察を行いました。個人的には、震災直後、震災後約1ヶ月、そして今回の震災後2ヶ月と三度目の被災地訪問でした。



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まずは、仙台市交通局で宮城県のバス事業者、宮城県、仙台市と意見交換をさせていただきました。


特に、今回の震災では交通も麻痺し、燃料調達も厳しい中、バス事業者が果たした役割というものは非常に大きなものでした。JRや地下鉄が震災の影響で復旧に時間がかかる中、バスは従来の路線バスもさることながら、他の交通機関の代わりの役目や避難所間の輸送などにも大変尽力していただいております。


しかしながら、現行制度では、震災地域でのバス事業者の役割は大きいのに、それをカバーする制度がありません。それらも含めて、バス事業者からは、東日本大震災における支援等の要望もいただきました。


その後、被災現場、がれき処理の現場、再開した仙台空港の視察を行いました。


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宮城県には震災直後に入り、その時に比べれば、がれきの処理などは進んでるようにも感じましたが、今なお残る震災の爪痕はあまりにも深いものでした。


その後、私達は福島県の相馬市に向かい、被災現場の視察と福島市内において再度、福島県のバス事業者の皆さんと原発被害に関して意見交換をさせていただきました。


宮城から福島へ向かい時に、沿岸に近い有料道路を通ったのですが、その盛り土で出来た有料道路が結果として防潮堤のような働きをしたのか、向かって左側(沿岸)は津波の被害にあい、右側は有料道路のおかげであまり被害を受けていない実態がありました。


個人的には、この盛り土でできた道路は、今後の津波対策の一つのヒントになるような気がしました。


宮城から相馬へ南下する中、目に映る沿岸の光景は、どこも言葉で表す事の出来ない、悲惨な光景でありました。今回の震災は、東日本の沿岸500キロが津波で被害を受けてるわけですが、どこも同じような風景だと思うと、心のやり場がありません。


相馬市に入り、福島交通(株)の方の案内で相馬市の被災状況の視察を行いましたが、震災から2ヶ月も経っているのに、直後とほぼ変わらない悲惨な状況には言葉もでず、宮城の仙台と比べてもあまりにも違う光景がそこにはありました。


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一部マスコミの報道では、会期延長なしで国会を閉じるような事もささやかれておりますが、この現状を目の当たりにし、多くの方の声を聞けば、そんな事は許される事ではありません。


相馬を後にし、福島市内でバス事業者の方々と意見交換をさせていただきましたが、原発事故で観光バスのキャンセルがでて、ほぼゼロのような状態になっているとのお話がありました。また、国などの公的機関の要請で避難民の輸送等にご尽力をしていただいているにもかかわらず、「心配せんでよい」とは言葉だけで、かかった費用の支払いなどもされてない現実があるとの事。


今回の視察でいただいたバス事業者の方々の声をしっかりと私達は政策に反映させて、政府に提言していかねばなりません。