2月11日、12日と新燃岳噴火の視察に周辺自治体に入りました。

10日の帰宮便が手配できず、11日の朝一で鹿児島空港に向かいました。鹿児島空港に到着する前に、機内から新燃岳の様子を確認する事が出来ました。霧島連山にはうっすらと雪が覆い、ゆっくりと噴煙らしきものを出していました。



参議院議員 外山イツキ(外山斎)公式ブログ|宮崎県選出


11日は民主党「新燃岳噴火対策連絡室」と宮崎・鹿児島両県の合同対策本部での視察となり、高原町、都城市、霧島市を訪問させていただき、自治体関係者や商工関係者と意見交換をさせていただきました。


高原町を訪問した際は、10回目の爆発的噴火と遭遇し、街に襲い掛かろうとするような噴煙の恐怖のようなものを感じました。私も噴火の後、何度も高原町を訪問しておりますが、ここまで大きい爆発的噴火に遭遇したのは初めてでした。



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噴火後、地元宮崎県内の実態の把握の為の視察は何度も行っておりましたが、鹿児島県側を訪問するのは初めてでありました。噴火の際に起こる「空振」は宮崎側でも何度も起きておりますが、報道でも伝わってるように「空振」の被害は鹿児島県の方が大きかったようです。



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ただ、空振の被害も最初だけだったようですが、連日報道され「危ない」といったようなイメージが着いたせいか、温泉街にはキャンセルが相次いでおります。特に、11、12、13日の連休は満室を予定していたのに、50名、40名、100名と稼働率が3割ぐらいに落ち込んでいるホテルもでており、温泉街全体では2万名を越えるキャンセルが出ているのが現状で、風評被害に対する支援を行って欲しいとの声が地元関係者からは相次ぎました。


ホテル・旅館業だけではなく、納入業者等の雇用にも大きく影響する問題なだけに深刻であります。同じ山の同じ噴火の被害でありますが、宮崎県側は降灰による問題が深刻で、鹿児島県側は風評被害が深刻と異なる問題を抱えております。



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12日は、既に何度も宮崎県に調査に入っている松本防災大臣が再度、宮崎入りし、避難所や農作物被害の現場、火砕流・土石流に対する砂防ダム内に堆積している土砂を取り除く作業の現場の視察等を行いました。



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松本大臣に同行した火山予知連の石原教授によると、火口半径4キロを越えるような大規模な火砕流が起こる可能性は極めて低いとの事でありましたが、土石流の警戒はまだまだ必要でしょうし、人命を守る為の万全の対策は充分にとらなければなりません。


噴火発生後から、現場に入り、多くの方々から聞いた声のニーズに合うような政策を実行していかねばなりません。


一日も早く、もとの静かな、そして多くの恵を土地にもたらす霧島連山に戻ってもらいたいと思います。


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