一票の格差。人口の格差が存在する以上、これから逃れる事は出来ない。各地で起きている裁判で、「一票の格差」が憲法違反という判決が出ている。


「一票の格差」を違憲状態にしておくのは良くないという事で、参議院選挙制度改革の議論を行っている。


個人的には、参議院だけいじるのではなく、衆・参の議員定数、役割等も含めた議論を国会全体でやるべきだと思います。先日、同僚議員で集まった会議でも述べましたが、私は「衆・参各300議席」が良いのではないかと思います。ただ、現実問題としては、国会全体での議論というよりも、院での議論となっている。


衆院の小選挙区制度は、人口比で選挙区が決まっていっているので「一票の格差」は問題にならないし、仮になったとしてもすぐに修正がしやすい。ただ、人口に対しての議席数になると、都市部に議席が集中し、人口流出が止まらない地方の声というものが、今まで以上に届かなくなるのではないかとの声もある。


そのような意味では、衆と参にはある種の違いがあっても良いのではないかとも思うし、都道府県が選挙区になる特殊性や人口が少ない地方の声や各業界・団体の意見も反映できる今の参議院制度というのは維持しても良いのではないかとも思う。


しかし、何度も言うが、今のままでは「違憲状態」から逃れる事は出来ない。そこで、民主党の一部や西岡議長が提言しているのが「ブロック案」だ。現時点では、このブロック案が良いとは思わないが、次の我々の選挙がある、2013年には新しい制度を導入しなければならない。


多くの仲間や国民の皆さんと話し合い、より良い形にしていかねばならない。