おちょぼ口じゃあないはずなのに口が開かない
でっかいハンバーガーにかぶりつけない
大笑いしたら顎がカクンってなった
食事の時に顎が鳴る
”顎関節症”かもしれません。
表1 原因となる寄与因子には色々あります。
1. 解剖要因: 顎関節や顎の筋肉の構造的弱さ
2. 咬合要因: 不良なかみ合わせ関係
3.精神的要因: 精神的緊張の持続、不安な気持ちの持続、
気分の落ち込み感覚の持続
4. 外傷要因: かみちがい、打撲、転倒、交通外傷
5. 行動要因:
1) 日常的な習癖
歯列接触癖(TCH)、頬杖、受話器の肩ばさみ、
携帯電話やスマホの 長時間操作、下顎を前方に突き出す癖、
爪かみ、筆記具かみ、うつぶせ読書
2) 食事
硬固物咀嚼、ガムかみ、片側でのかみ癖
3) 睡眠
はぎしり、睡眠不足、高い枕や固い枕の使用、
就寝時の姿勢(うつぶせ寝)、手 枕や腕枕
4) スポーツ
コンタクトスポーツ、球技スポーツ、ウインタースポーツ、
スキューバダイビング
5) 音楽
楽器演奏(特に吹奏楽器)、歌唱(声楽、カラオケ)、発声練習(演劇等)
6) 社会生活
緊張が持続する仕事、コンピューター作業、精密作業、
重量物運搬、人間関係での緊張、
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index04.html
出典:歯とお口のことならなんでもわかる より抜粋
☝これを見ると現代社会で生活している人ほぼどこかに当てはまりませんか?
解剖要因である、顎関節や顎の筋肉の構造的弱さ
は、人はもともとそういう構造になっているということです。
口を開けるときには顎関節の構造上亜脱臼状態(はずれかけ)になるんです。
関節の受け皿が浅くなっていて、下あごが大きく動けるようにできています。
耳のちょっと前あたりに指を置いて、口を開け閉めすると、隙間ができるのがわかりますね。
もともと外れやすくなっている構造に加えて、歯を食いしばるクセとか、硬いモノを好んで食べる、頬杖をつく
などで顎関節に負担が増えると”顎関節症”になってしまいます。
実は、私も顎関節症です
梅干しの種を噛んで中身を食べたり…(さすがに最近はやりませんが、ナッツ類はやめられない)
枕は高めが好みだし…(低い枕にすると寝られない)
大口開けて食べ物にかぶりつくし…(その方が美味しく感じます)
歯ぎしりのクセがあるようだし…(たまに、自分の歯ぎしりで目が覚めます)
知らず知らず歯を食いしばっているし…(気づくと口を開けてリラックス!と言うようにしています)
歯医者さんに定期健診に行くたびに注意されてしまいます
だからと言って、毎食うどんやおかゆという食事にするのもイヤですし、寝ている間にやっていることは治しづらい。
気が付いたときに、
歯を離すようにする
口の周りをマッサージする
歯磨きのあと、歯茎もマッサージする
気分転換をこまめにする
そんなことでも改善できます。
お風呂でゆったりしながらお顔のセルフマッサージも良いですね
私も歯医者さんに注意されますが、そこの歯医者さんに来られる顎関節症の患者さんはご紹介いただいています。
以前、詰め物が取れて治療をしたいのだけれど口が指2本分も開けられないという方がいらっしゃいました。
それこそ、お食事は麺類のみで飲み物はストローがないと飲めない状態でした
顎関節だけではなく、後頭部から肩まで調整することで指3本分は口が開けられるようになって
無事に歯の詰め物を治療していただくことができました
美味しいモノを美味しくいただくためにも(私にとってはそれが一番大事なこと)
楽しい時に大笑いできるためにも
ストレスの多い世の中ですが、食いしばらずに上を向いて(上向くと食いしばることはできませんよ)
笑顔溢れる一日をおすごしくださいね
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ほねつぎ大幸院(東洋整骨院 大幸院)
http://toyo-daiko.com
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画像はネットからお借りしています。
有難うございました。