毎朝、職場で配られる教養話…
その中から心にとまったものを紹介します📖
以下引用です↓
「型を知り 型を破る」
『万葉集』の巻十七以降は、歌人・大伴家持の歌日記を元に編纂されたといわれています。どうして家持は、日記を書いていたのでしょう。万葉学者の上野誠氏は、宮廷行事の前例として記録していたのではないかと推測しています。
宮廷行事では多くのしきたりがあり、前例を外れると、場合によっては不敬と取られ、死罪となることさえありました。おそらく家持は、子や孫に様々な場面でどう振る舞えばよいかを教えようとしていたのでしょう。
一方で、前例に縛られないことも大切です。例えば、宴席で前例通り、型にはまった歌を詠んでは、聴衆に予想されて、つまらないものとなります。
この時に、型を壊すことができれば、その人物の個性は輝き、一目置かれる存在にもなれるのです。前例をよく学んでいる人物が、型を壊せる人物です。『万葉集』には、そうした型破りな歌も掲載されています。
前例を熟知してこそ、改良すべき点が見えてきます。先人の作り上げた型を疎かにすることなく、型を学ぶことで、更なる飛躍が生まれるでしょう。
「職場の教養」より引用
これは今年の6/26日分の内容なのですが、公演の直前だったせいもあってか、読んだ時に、まさに伊是名の舞台のことだなあと感じました。
伊是名の舞台がこんなに輝くのは、型を知り型を破るからなのではないかと✨
更なる飛躍目指して、益々精進できるよう、今後もしっかり学んでいきたいと思いました☺
ちなつ