上海万博での伊是名の出演が、尖閣諸島をめぐり中止になったのは、2年前の事だ。
そして、11月に予定されていた杭州公演が、またもや尖閣諸島問題を発端に取り止めになってしまった
2年前、中国に渡った私たちは、尖閣問題を知っている中国人が全くいないのに驚かされた。
そして今回、両国のメディアで大きく取り上げ、また不安定な中国内政も相まって、問題が更に深刻化した感じがする。
話しはさておき、半年前の練馬教室のお稽古前に、私は練馬駅に1時間以上も前に着いていた。
肩が凝って気持ちが悪く、トボトボ下を向いて歩いていたが、ふと上を見るとタイ・韓国・中国式マッサージと書かれた看板を見て、さてどうしたものかと考えた。
「痛いかな」
「怪しそうだけど…」と尻込みしながらも、なんとなく馴染みを感じた中国式を選んだ。
馴染みがあるというのは、私の旧姓はあがりえ(東江)と言い、中国の南にトンコウ(東江)と言う河を見つけてから、勝手に親戚がいる感じがしている。
話しは戻り、ドアを叩くと整体師の中国人おばさんは、「今日は初めてだからァ~、10分サービスするよォ~」とやけに語尾が上がる日本語で、熱烈歓迎してくれました。
その後も、初回に限らず行く度に、「10分サービスするよォ~」と言われ、とても得した気分の日本人のおばさん(私)は、「謝謝」と挨拶する。
さて、中国と日本には、70年前の第二次大戦で、深い悲惨な傷痕が残ったが、次第に相互理解も出来て来たと感じていた。
しかし、国家間となると利害関係が絡みあって、緊張が高まっている。
沖縄は、東シナ海に面し、台湾・中国に近い事もあり、那覇市内は多くの中国人が仲良く暮らしている。
その昔、大地は一つで、私たちは祖先を同じくし血を分けた兄弟なのだから、喧嘩をしても、歩み寄って笑い語り合いたいものだ。
西田