先週末、
沖縄県芸術大学大学院音楽芸術研究科 修士演奏 学位審査公開演奏会へ
行ってきました
舞台芸術専攻は1/27~1/29の3日間行われ、
歌三線、歌箏、舞踊 組踊りが一日1組から多くて2組の演奏会が公開され、
原口みなみは、古典女踊り「諸屯」、雑踊り「取納奉行」、古典二才踊り「高平万才」
古典打組踊り「しゅんどう」の4曲を発表
大学院で研究したものを発表する公開試験とあって、ピンと張りつめた雰囲気の中
会場にいる私たちも普段の公演や発表会で見るのとではかなり違う緊張感
独演会形式で1曲終える事に髪結い、化粧、衣装を変える為、
会場で観覧している人たちは支度ができるまで待たされるのですが、
演技が始まる少し前に三線音楽と照かりが静かに入ってきて次の踊りの期待感を膨らませる
これも素敵な演出だと思いました
*玉置麻侑さん「しゅんどう」の美女で、
高橋樹穂里さんは「高平万才」の後見で登場しました
演技中は楽屋へ入れない為、「しゅんどう」の醜童の衣装で出てきた処を写真撮影
沖縄に渡り6年間に得られた友人や先輩、
先生たちや大学の仲間たちが見守る中 修士演奏を終える事ができた事は、
彼女にとって本当に幸せな事と感慨深く思いました。
このかけがえないご縁がずっと続きますようにと願うばかりです
byハラロ
☆同行したキズキンからの同日のレポート☆
はいさ~い(^_^)
先日、我が伊是名の会のホープみなみの卒業公演を
師匠と見てきました
学生生活6年間の集大成の演技でした
古典女踊り[諸屯]、雑踊り[取納奉行]、
古典二才踊り[高平良万歳]、古典打組踊り[しよんだう]
それぞれ1演目づつの披露でした
[諸屯]では、満たされぬ恋に悶々とする女心を動きや振りを抑えて踊ります
動きが少ないぶん、内面からの描写が必要で、
手や目の動きで思いを表現しています。
女踊りでは難曲な踊りを見事にこなしていました
[取納奉行]は一つの物語を面白可笑しく踊りで表現しています。
表情豊かな表現力で見ている側も楽しませてくれました。
11番まである踊りで、会派によって順番が異なるようです。
覚えるのも大変だと思います。
そして古典からの切り替えはお見事でした
[高平良万歳]は仇討の踊りです。
組踊の一部です。
兄弟が親の敵を討ちに踊り子に身を隠し敵に近づき
次第に追い詰めて敵討ちを果たす。
以前私の初舞台の時に
師匠とさとみちゃんとみちのちゃんとみさきちゃんが踊りました。
みなみの踊っている姿が師匠とさとみちゃんが踊っている姿と重なりました。
[しよんだう]は美女と醜女が絡む滑稽な踊りで、
王府の時代から冊封使などで御前風などと一緒に踊られた
古い踊りだそうです。
美女はまゆ、醜女にみなみでした。
美女には醜女を相手にしない冷やかな雰囲気が求められ、
醜女には面を被っている分、
腰の振り方や指の使い方で難しい演技力を求められて観客を惹き付ける。
二人とも素晴らしかったです
みなみの動きは本当に滑稽で、
あそこまでと思うくらい腰を屈めて醜女になりきっていました
今まで6年間の学生の間、学校の公演、所属している玉扇会の公演、
たくさん見てきましたが、舞台を見る度に上達ぶりを感じました。
そして、今年は就職が決まり沖縄に残留し、
最高賞に向けて更に踊りに励むと思いますが最高賞をとって、
伊是名に復帰した時に沖縄で染み込ませた技が
メンバーにも伝わるといいなぁ~と思いました
byなほみ