今日の記事は文字だけのものですが、内容は興味深いと思います。
現在、人工的に作られた「合成ダイヤモンド」の市場での流通量が多くなってきたことは以前の記事でも取り上げました。
(参照)
→宝石品質判定講座~ダイヤモンド編~を受けてきました。その③
合成ダイヤモンドの需要は年々増加していて、例えばアメリカ合衆国では2015年から2016年の一年間で合成ダイヤモンドの販売は実に230パーセント増加してるとのことです。
合成ダイヤモンドを製造する方法は、主に2種類あります。
①HPHT合成法
非常に高い温度と圧力を与えて原料となる炭素をダイヤモンドの結晶へと成長させる方法。
②CVD合成法
高温低圧下でメタンガスなどの炭素を主成分とするガスからダイヤモンドを作り出す方法。
宝飾用合成ダイヤモンドの生産量についての公式な発表はありませんが、一年間でHPHT合成ダイヤモンドは130~300万カラット、CVD法合成ダイヤモンドは100~120万カラット生産されてると推定されてるようです。たいへんな量です。すでに同業者の中には、「実際に持ち込まれた」という声もけっこう聴きます。現在のところ、これら「合成ダイヤモンド」には値段がつけにくいのが現状です。売る方、買う方も注意しなくてはいけません。
合成ダイヤモンドは将来どうなるのでしょうか。2016年にある調査会社が行った調査結果があります。インターネットで検索された宝飾ブランドの1位は「Cartier(カルティエ)」、2位は「TIFFANY(ティファニー)」、3位は「Swarovski(スワロフスキー)」でした。一位のCartier(カルティエ)は天然ダイヤモンドしか扱いませんしサプライヤー(卸業者)にも天然であることを保障するように厳しく要求しています。一方で3位のSwarovski(スワロフスキー)は天然ダイヤモンドではなく、キュービックジルコニアなどのイミテーションを使用しています。現在、合成ダイヤモンドは人権の配慮や環境への優しさをうたい積極的にプロモートされるようになってきています。今後、合成ダイヤモンドは広く市場に受け入れられていくかもしれません。
ここで非常に大切になるのは「情報開示」です。消費者にそれが「合成ダイヤモンド」とわかっている場合は問題ありません。天然ダイヤモンドであると信じていたものが合成であることが問題です。ダイヤモンドを購入する際は、それが「合成であるかどうか」を消費者は確認したほうがいいでしょう。ちなみに「合成ダイヤモンド」はジュエリーの中古として査定される場合、現状ではほとんど評価されませんし今後も高く評価されることはないと個人的には思います。
------------------------------------------
【「高原の城下町・信州小諸」の老舗質店】
「質・井沢屋」
(販売店:「Select shop IZAWAYA」)
※問い合わせはコチラへ!!
0267-22-0180
メールアドレス:info@izawaya.jp
ホームページ:http://izawaya.jp
-------------------------------------------



