今年最後の歌とペンギン | izaura's blog

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歌うたい、izauraのブログです。
ボサノバ、ブラジル音楽、オリジナル、ジャズもすこし。
音楽で世界が繋がればいいなぁ。

ついつい買ったペンギン本を眺めつつ。。

明日のクローズドのクリスマスコンサートの準備を。
スタンダードを調べると、曲の背景が深くて面白い。さらに有名な曲も、原曲はロックだったり、映画音楽だったり。

因みに「きよしこのよる」は、ドイツが原曲だと初めて知った。ネズミのせい?でパイプオルガンが壊れて、急遽しのぎで詞を作り、ギター用に作曲されたらしい。
「Fly me to the moon」は、アポロ月面着陸のときに、シナトラ版の曲が、初めて月で人間が聴いた曲だったらしい。
ロマンだなぁ。

それと今、ワインを飲んでいますが、
明日歌う「酒とバラの日々」はアルコール中毒のカップルを題材とした映画音楽だった。
その元々のネタは、イギリスの詩人Ernest Dowsonの詩からだった。彼は、両親は結核と自殺で無くし、不遇な環境で育ち、彼自身もアルコール中毒となり短命だった。
しかし現在も、彼の詩に人はひきつけられる。
それはなぜなのだろう。

以下、Ernest Dowsonの詩。

The days of wine and roses
They are not long
The weeping and laughter
Love and desire and hate
I think they have no portion in us
After we pass the gate

By Ernest Dowson (1867-1900)

酒と薔薇の日々
その日々は永く続かない
涙と笑い
愛と欲望と憎しみ
だがそれも我らが
あの扉を通り抜けるまで