等電点ストレートはどんなクセまで対応可能なのか? | シャンプーソムリエ関川忍のBlog

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毛髪が健康な状態として、今回は等電点領域のストレート剤の対応できるクセの強さについてまとめてみたいと思います。

まず初めに、等電点ストレートは毛髪が最も安定しているpH領域で、クセを伸ばすので毛髪に対する負担が少なくとても理想的なストレート剤です。

 

しかし、万能ではありません。

もしも、万能であればそれは等電点領域から外れて伸ばすか、物理的に伸ばす事になって行くので髪に対しては負荷が増えるストレートになります。

 

上記の図でわかりやすくしてみましたが、等電点ストレート剤はpH4.5〜5.5で化学反応をし、終えるストレートのことを言います。

そして、通常のアルカリストレートはpH8〜9程度で化学反応を起こし、終えます。

 

どちらが良いか?

 

それは、クセの強さや毛髪コンディション、ダメージ状態によってベストな薬剤が当てはまります。

何度も言いますが、等電点ストレートは万能ではなく、アルカリストレートも同じく万能ではありません。

 

それぞれ、毛髪に対する影響が違ってくるためです。

今、酸性ストレートが人気ですがこれもそれらと同じく万能ではありません。

 

要するに、薬剤の特性を知った上でベストな薬剤を選択して、目的の伸ばしを行うことが重要で、それを行う方の知識と技術がストレートの質を左右するのではないでしょうか?

 

薬剤はあくまでも道具で、それを使う方次第ってことですね。

 

ではでは、等電点ストレート剤の対応できるクセの強さはどんなクセまでなのでしょう?

以下の資料画像は、世に等電点ストレート剤を初めてリリースした(株)CUTICULAさんが発表している検証データをもとに図を起こしています。

純粋に等電点ストレート剤・・・つまり、等電点領域で薬剤のパワー&物理的ダメージ(アイロンで無理に癖を引っ張る)などを起こさない丁寧な施術を行なった場合、①〜③のクセまでは対応可能です。

 

④以上になると、pHを上げていかなければ対応できなくなるので、等電点領域からpHはアルカリ領域へ移行していきます。

 

要するにpHが高くなっていきます。

こうなってくると、弱酸性ストレート、中性ストレート、微アルカリストレート、アルカリストレートそれぞれの剤での対応になっていくわけですね。

 

今回は健康な毛髪に対しての等電点ストレート剤の対応幅をまとめてみたのですが、ベースの毛髪のダメージレベルが高くなるにつれて対応幅も少し④の方へ移行していくかも知れませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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