シャンプーソムリエ こと関川忍です。
先日「プロフェッショナル 仕事の流儀」というTV番組を見て
感動してしまいました。
取り上げられたプロフェッショナルな方は
デザイナー・佐藤オオキさん
佐藤サンはまだ30代の若手デザイナーの方ですが、家具、ファッションブランド、店舗デザインなど、仕事の依頼はあらゆるジャンルの会社から舞い込み、常に250もの案件を抱えています。
その時に丁度、箸の産地福井県小浜市の箸のブランド力強化の依頼が取り上げられていました。
箸は長年の歴史の中でシンプルでほぼ完成されたデザインを有しています。
当然、デザインも遣り尽くされています。
その依頼の理由が、近年諸外国からの箸が国内市場を侵食し、日本の伝統が脅かされていました。
日本伝統の箸と海外箸の生き残りをかけた大勝負です。
佐藤サンは直ぐにデザイン案を練り始めるのですが
問題は、そのデザインを箸職人の人達が形に出来るのかという所です。
さらに、その新たな箸は身近に迫ったイベントに出品するとの事。
佐藤サンは4種類くらいの模型を職人に見せるのですが、どれもため息が出る程のデザインでした。
箸職人の方々はうなります・・・。
それは、全てが新しい作り方をしなければ到底形にする事が出来ないからでした。
佐藤サンも箸職人の方々もガチンコです!
イベントの期日が迫りますが、一番難しいと思われたデザインの箸は間に合わないとの連絡が佐藤サンに入ります。
しかし、佐藤サンは職人さんを信じ、そのデザインを中止にせずに待ちました。
佐藤サンは言います。
お互いが120%の思いでぶつかれば必ず新しいモノが生まれます。
また、一時を凌ぐデザインや商品を作る事は出来ますが、何年か後にあの時お互い必死に作り上げようとしたからこそ、何かが変わり今がある。
そういった仕事をしたいんですって。
そして、イベントのための最終打合せ当日。
4品あるうちの3品がテーブルに並べられ打合せに入るのですが
職人さんが作り上げた新たな箸は佐藤サンの想像を超えるクオリティーで仕上がって来ました。
世界に誇る日本の職人技が随所に活かされ、不可能と思われたデザインが忠実に再現され、さらにその質感
はあ~日本人にしか出来ないな~とため息が出る程の仕上がりでした。
そして、唯一間に合わないと言われていた4品目が担当者のバックから取り出されました。
・・・間に合ったんです。
木の形状をここまでデザイン出来るのかと思われるデザインの箸です。
話では、この最終打合せの前日に完成したとの事。
ここでも佐藤サンはいいます。
作る事に困難なもの程、誰にも真似されない独自のデザインが生まれます。
だから、難しい程いいんです。
このTVを見て、デザインの可能性、そして日本人としての誇り
そんなモノがこみ上げて来ました。
佐藤サンの流儀は、デザインの持つ力に限りはあるけれど、頑張ってジャンプしても、10センチしか跳べないクライアントさんが、なんとかデザインで11センチ跳ぼうとしているという姿を目の当たりにすると、なんとか15センチとか20センチ、場合によっては30 センチくらい跳ばせてあげることにチャレンジする事だそうです。
これって、ヘアデザインにも言える事ですよね。
そして、カンタンなものを追わない
お客さんと共に120%の思いをぶつけあいながらヘアデザインを作り上げて行く。
そこに現れたヘアデザインは唯一無似のものになり
それは佐藤サンのデザインと同じく多くの人の心を動かすのではないでしょうか?
佐藤サンに興味のある方は>>>プロフェッショナル
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