お越しいただき、ありがとうございます。
前回から私の人生について振り返っています。
前回は、
昭和生まれが通った中学校の校則
のお話しでした。
今回は、ベテランの英語の先生を楽しむ悪い中学生
のお話しです。
中学校になると、担任の先生の他に、
教科ごとの先生に授業をしてもらいます。
私達の頃は、早期教育という言葉もあまりなく、
中学校に入って初めて英語を習い始めました。
外人の先生ではなかったのか、正しい発音を聞かせる為に、
生徒にカセットテープを聞かせていました。
英語の先生は男のがっちりした先生で、頭は角刈り。
あまり怒ることなく、淡々と授業を進めていました。
淡々とだったので、生徒にとってはあまり面白くない。
そしてその先生は長年授業をやっていたので、
先生なりの授業のスタイルが定着していたと思います。
英語の授業で代表的なのが、教科書を音読すること。
生徒全員に教科書を見ながら、
カセットテープに合わせて声を出すようにさせていました。
その時その先生は、教科書を開き、
教室の前を行ったり来たりしながら先生も声を出します。
先生はもう教科書の内容を覚えているので、
目を閉じてウロウロしていました。
目を閉じて教室の前をウロウロして、生徒に声を出させます。
目を閉じているので、
今教室がどんな状態になっているかわかるはずもありません。
英語の授業、みんななんだか退屈でした。
退屈にしびれを切らしたやんちゃな男子中学生が、
とうとうある行為に出ました。
机に教科書を立てて、弁当を置き、食べ始めたのです。
これを先生に見つかるかどうかスリルを味わっていました。
みんなこの男子生徒に注目しました。
男子たちは目をキラキラさせて、
弁当を食べる男子中学生を見守りました。
そしてついにその男子中学生は、
先生に見つかることもなく、弁当を食べきりました。
あーついにこの男の英語の先生は、
メクラだ！という事を全生徒に認識されてしまいました。
今思えば、やはり、
先生は今生徒がどういう状態か把握しておくべきだと思います。
もっと英語に興味を持たせる何かがあればなーと思いました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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