お越しいただき、ありがとうございます。
前回から私の人生について振り返っています。
前回は、席替えのグループが嫌で、先生に電話
のお話しでした。
今回は、あり得ない！私のお願いを聞いてくれた先生
のお話しです。
今まで私の生まれてからの思い出を綴っていましたが、
いよいよ私も小学校6年生になりました。
小学校高学年と言うと思春期に差し掛かります。
異性を意識し多感な時期に突入です。
前記事にも書いてある通り、
私はクラスの全員の嫌われ者になってしまいました。
このことを親に知られたくなく、頑張って学校にいきましたが、
やはり限界が来て、学校を1週間休みました。
親も心配して、私を病院に連れて行ったり、
また、あまり話したこともないクラスメイトから電話がかかってきて、
また学校に行く流れになってしまいました。
やっと行けたと思いきや、急に席替えをすることになり、
私はモテ男女に囲まれたグーループに入っていました。
私の他は運動が好きな人たちだったので、体育係を担当します。
ですが体育が苦手な私は足を引っ張ってばかりで、
同じグループの男子に怒鳴られることが多くなりました。
私はみんなに嫌われている。
私は運動ができなくて、グループ足を引っ張っている。
ずーとそんなことばかり気にして、落ち込むばかりでした。
もう何もかにも嫌！
気がついたら私は家に一人でいる時に、
先生に電話をしていました。
もう先生に、今のグループ嫌です！って言ってみよう。
きっと先生からは、
苦手なことも頑張るべきだよ。
苦手な人たちとも何とか頑張るべきだよ。
と言われるに決まっている。
でも言うだけ先生に言ってみよう。と電話をしました。
声を出すの精いっぱいで、震える声で言いました。
「あ、○○なんですけど、
私、今の席替えしたグループが嫌なんです。」と。
先生は、なんで？と理由も聞かず、
「あ、わかったよ。
なら明日の朝礼で、○○さんと席を入れ替えるけどそれでいいかな？」と。
私は「はい、ありがとうございます。」と言って電話を切りました。
そして翌日学校に行くと、朝礼の時間挨拶をしてから、
先生は、「あー、○○さんと○○さん、席入れ替えて。」
と言って本当に席を入れ替えてくれました。
誰一人クラスのみんなは、「なんで？」とも先生に聞きませんでした。
先生の命令だから、仕方がない、と言う感じでした。
それから私はモテ男女のグループから外れ、
体育係からも外れることができ、
胸をなでおろしました。
もう、きっと先生は全てをお見通しだったと思います。
私が運動が苦手で苦しんでいること。
みんなに嫌われて落ち込んでいること。
心が落ち込んでいること。
普通の学校の教育ではあり得ない私のお願いを、
先生は聞いてくれました。
学校生活は苦手なことも頑張らなければならない。
苦手な子ともつき合っていかなければならない。
それは最もな事だと思います。
でも、私のように心病んで来たら、
楽な環境に身を置くこともある意味必要なのではと思います。
常識では考えられない、先生の私に対するひいきが、
どれだけ私を救ったかはわかりません。
私はその後、
心の底でまだクラスのみんなは私のことを嫌っている、
と言う気持ちを抱えながらも、
卒業までの6年生の色々な行事に参加して、学校に行くことができました。
おそらく私を心配した両親が先生に連絡を取ったりしたことで、
色々な私に関することを、先生は全部わかっていたと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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