初物を仏壇にお供えしないと心が落ち着かないように、昔からやっている神事や仏事をやらないと…落ち着かない。しかし昔と全く同じようにはやれない事情も多い。
左義長(どんど焼き)もそのひとつ。小学生前の子どもが祖父母に手をひかれて参加する場合が多かったが、それを知っている祖父母と同居する子どもも今は少ない。
左義長は毎年正月14日の朝からと決まっているのだが、14日が平日だと子どもの参加も氏子の運営も厳しい。
小学生になると学校があり、朝から左義長に来ることも難しいので、台神明神社ではここ数年平日の左義長は15時からと子ども達が下校する時間を考慮して開催している。(写真の時は休日だったので朝9時に開始)
思い出の物を失うのは少し寂しいが、護るためには捨てなければならない物もある…と私は思う。