遺伝病 と近親交配(近親婚)2 | 甲斐犬と古墳の里 堺もず で暮らす

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近親婚と遺伝病 の関係

 

近親婚(動物では 近親交配)と言う のがある。

近親婚と言う言葉には、暗く、嫌われている ・・・

という 何か “” と言う感じが ???

 

しかし 遠い昔には、現実として 世界のあちこちに

存在していた。

ヨーロッパの王家では、

王様は高貴な血筋であって、他の血液を入れることは

避けられ、長い間 一族での“結婚”が、常となって

いた。財産、権利を守るためにも、・・・ ・・・

 

アフリカ等の 部族の間でも 同じような 事が ・・・

拒絶感は、今ほど 強くなかった。????

 

しかし その結果 色んな 弊害が現われた。???

一族が、消滅したことも ???

 

美人で有名な“クレオパテラ”は、長く続いた

王家の、女王であった。

超超超 美人であった。 が

彼女の家系は、代々近親婚を重ねていた。

これは、王家の伝統であり、彼女も、

弟(???)を夫としていた。

近親婚は、必ずしも

“タブー”では、なかったのである。

 

 

しかし 現在では 近親結婚 と言う言葉を

口にすることだけも おぞましいと思われている。

(これは 親子、兄弟等の極近親の場合か ??)

 

あってはならない、反道徳的なこと と 

それとも 生物としての人間の、本能的な 

拒否感 からなのか ???

 

 

動物の世界でも

近親婚 を避けるために 本能的な行動がある。

オス(あるいは メス)が 適齢期になると、

群れを出ていく。

これは、たくさんの種類で、実施されている。

生物が、長い長い歴史の進化の中で、本能的に

近親婚による弊害から、“種”を守るために、

身に付けたものか ??????

 

 

なぜ 近親婚は、ダメなのか ???

 

道徳的な面も もちろんあるが、

最大一の、問題は 遺伝病 である。!!!

この遺伝子病の発病の確率が、高くなる。

から である。

 

その中で、発症が多い。種類が多い。

重篤なものが、多い。???のは、

単一遺伝子病”である。

 

単一遺伝子病の中で、

最も 問題なのは“常染色体劣性遺伝子病

である。

 

前回

遺伝病の基本を書きました。

その中で、特に注意が必要なのは、

単一遺伝病の中の、

“常染色体 劣性遺伝病”である。

 

何故なら 劣性であるので、

メンデルの優性の法則 により、

同じ遺伝子座の対立遺伝子の両方が

保因者でないと、発病しないからである。

つまり 父親・母親の両方が保因者である

場合にのみ、結婚すると その子供の1/

25%)が、発病する。

 

 

 

しかし 両親が、同じ遺伝子病の遺伝子を、

持っているかどうかは、解らない。???

保因者であっても、発病しないので、解らない。

たまたま 同じ遺伝病の遺伝子を、もっていると

発病するのである。しかし その確率は、非常に

小さい。???

 

“優性遺伝子病”の場合は、異常遺伝子を、一つ

でも持つと発病する。その為 誕生後亡くなったり、

成長できない場合が多いので、病気を次世代に

遺伝させることは、少ない。

ただし 子供を造ってから、発病する場合もある。

その場合は、遺伝することがある。???

 

 

“劣性遺伝子病” の 発病の確率

劣性遺伝子病は、解っているだけでも、たくさん

存在し、人は、みんな 数個の劣性遺伝子病の遺伝子

を、持っていると言われている。最近の研究では、

数十個とも ???

 

ある特定の人ではなしに、誰もが、例外なく劣性遺伝子病

の保因者なのである。

 

普通“一つの劣性遺伝子病の保因者”は、数十人に一人か、

数百人に一人と言われている。

(一般には、100人に一人 ???)

 

また

劣性遺伝子病の発病は、

1万人~10万人に1人 発病

平均して 4万人に1人 と言われている。

 

逆計算で、確認

全く血の繋がりのない両親の場合は、

 両親の確率(父×母)発病する確率

 1/100 × 1/100 × 1/4    =  1/40000

 4万人に一人となる。

 

これが、現在法律で許される “いとこ同士

の結婚では、

 

この図の中で、本人と兄弟の一致率が 1/2となっているが、

私には、理解できていない !!!

 

 

遺伝子が、同じになる確率が、1/8(12.5%)

となり、相手方も保因者になる確率は、1/

 1/100 × 1/8 × 1/4 = 1/3200

3200人に一人となる。

 

 

これは、血縁関係のない結婚に対して、いとこ同士

の結婚では、発病確率が、12倍 となるのである。

 

 

実際の統計でも

先天性メラミン欠病症(俗に云う 白子) の場合

4万人に一人 発病、その内 半数がいとこ同士の結婚

 

フェニルケトン尿症も 7万人の一人 その内半数が

いとこ同士の結婚

 

新生児の死亡率 他人婚で1.9% いとこ婚で2.9%

生後8年死亡率 他人婚で1.5% いとこ婚で4.6%

        なんと 3倍 なのである

 

近親婚(いとこ婚でも)により生まれてくる子供の、リスク

が、いかに大きいか ??? ??? である。

 

明白な、事実なのである。!!! 

 

 

参考文献:暮らしの遺伝学、その他 

 

注意)

全くの素人の私が書きました。間違いが多々ある(???)

かも知れません。 ???

 

 

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