ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート1989
指揮:カルロス・クライバー
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
みなさん、あけましておめでとうございます。
「一年の計は元旦にあり」
毎年この言葉を思い起こしながら、新年の計画を頭の中に描いています。
そんな年の始めは、音楽も何から聴こうか迷ってしまうのが恒例なのですが、今年も迷いました。
そんな中取り出したのが、ウィーン・フィルニューイヤーコンサート。
なんてありきたりなものを選んだのか、自分でも不思議なのですが、このクライバーのニューイヤーは、僕の中では最高のニューイヤーと位置付けていますので、取り上げることにしました。
内容ですが、さすがのクライバーも伝統のあるニューイヤーということで、いささか緊張気味でスタートします。(それでも演奏水準が高すぎることは言うまでもないですが。)
しかし、お得意の「こうもり」序曲からは、クライバーが一気に空間を支配し、クライバー流の音楽を展開します。
強いアタック、美しく流れる旋律、疾風怒濤のごとく駆け抜けるユニゾン。
どれをとっても、最高峰の音楽がここにあります。
感銘度:5 爆演度:4 構築度:4 カリスマ度:4 オケレベル:5