地域のMK病院で開催された市民公開講座「コロナ感染予防」の
聴講内容の記事最終回で、講座での質疑応答を記す。
Q1.家庭用の消臭剤でもウイルス感染予防効果はあるか?
A1.効果のほどは把握していない。
厚生労働省のHPに、家庭用洗剤成分の中にもコロナに有効と
言われるもの(界面活性剤)が何種類か公開されている。
それらの成分を含んでいれば、効果があるかもしれない。
[厚生労働省HPより]
[参考]
新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト | ナイト | 製品評価技術基盤機構 (nite.go.jp)
Q2.アルコール(orエタノール)濃度が75%以上の消毒液が入手
出来ない場合はどうすれば良いか?
A2.アルコール濃度が低いと効果は薄れるので、ハンドソープに
よる手洗いが良い。単に流水で洗い流すだけでも効果はある。
Q3.神経質になり、買い物後とかは袋や食品の包装なども全て
アルコール消毒している。どこまで気を使えば良いか?
A3.環境ではコロナウイルスは増えず、減っていく。消毒は勿論
有効であるが、少し時間を置くだけでもウイルスは減るので、
あまり過剰に気を使う必要はないと思う。
Q4.予防接種の効果は?
また、インフルエンザも含めて発熱した場合の医療機関への
掛かり方は?
A4.予防接種を受けても、粘膜に付いたウイルスを防ぐことは
出来ず感染はする。予防接種をして抗体が出来ている人は、
免疫力があるので症状が出ないだけである。
発熱した場合は、発熱外来のある医療機関に相談すること。
Q5.布マスクの効果は?
また、何回くらい洗えるか?
A5.布マスクも3枚以上重ねれば不織布と同等の効果があると
言われている。大切なのは、どのマスクであっても正しく着用
することである。
*何回洗えるかは、講師がデータを持っていなかったので回答
はなかった。
以上で冒頭の講座で聞いた受け売り情報の掲載は終わるが、
奇しくも本日は、地域の活動グループ(自分もメンバーの一人)が
この病院の院長を招いて「新型コロナウイルスに日々備える」と
いうテーマでの講演会を開催する予定だったが、緊急事態宣言
の再発令を受けて中止せざるを得なかった。
院長の厚意でプレゼン資料を送ってもらったので、その資料から
まとめの項目のみを転記する。
・新型コロナウィルスの感染予防には、MASKが重要!
M;マスク A;アルコール消毒 S;遮蔽 K;距離・換気・加湿
*換気の際は、室温18℃以上、湿度40%以上を保つ。
空気清浄機の併用も有効
・感染リスクが高まる「5つの場面」を避ける。
[厚生労働省HPより]
・風邪症状など体調が悪いときは人に会わない。
体調の悪い人には会わない。
・発熱や風邪症状があったら、
コールセンターや発熱等診療予約センターへ電話する。