昨日、生徒さんのお母様とお話した中で、
素敵だなって思ったことがありました。
おうちで、おさらい会の曲を、初めてもらって、
自分で読み進めていった小学校1年生の生徒さん。
もちろん、おさらい会の曲ともなると、
まだ習っていないことも、載ってたりします。
この生徒さんも、リピートの、１かっこ、２かっこが、まだ習ってなくて、
そこで、行き詰ったそうです。
お母さんに彼女は「これなに？」と聞きました。
でも、お母様は答えはわかってはいても、
「せっかくだから先生にきいてごらん」っておっしゃって
子供さんの「これなんだろう・・・」という気持ちを、
大事に考えてくださったそうです。
そして、ずいぶん彼女の中に「？」が残ったまま、
ピアノのレッスンに来ました。
だいぶん、むずがゆかったでしょうね。
彼女はレッスンで、
すぐに、「ここがわからんかった。習ってないけんが」と言ってきました。
そして、AIMEIは、説明をしてあげました。
彼女はようやく「なるほど！」と理解しました。
とっても大事ですよね。
自分で譜読みをしている証拠に同じような生徒さんが結構います。
「ここが、習ってないけん、ここだけ、わからんかった」っていったり、
新しい曲の楽譜をみたとたん、ここが、習ってない！と気づける子。
ついつい、私たち講師など、「答えを知っている者」は、
生徒さんが疑問に思う前に、答えを言ってしまうことがありますね。
これって、とってももったいないことだなって思います。
昔はAIMEIもそうしてたんです。
でも、ある日気づいて。
毎回毎回、私が子供が疑問に思う前に、
先に答えを言ってしまっている子は、
何回やっても、意味を「覚えてくれない」って。
だからこそ、「これなに？」って思わせることは大事だなって思いました。
だらだらと受け身でレッスンを受けている子には
このセリフは言えません。
何がわからないのかが、わからないんです。
だから、疑問に思えることは良いことなんです。
ちゃんと、習っていっていることを消化していっている証拠です。
子供たちは、探して探して探しまくっているものが見つかったとき、
めっちゃめちゃ大きな喜びへと変わり、記憶へとつながります。
「なるほど！！わかった！！」
これほど、理解する大きな力になることは間違いありませんね。