こんにちは~!
久しぶりに青空を見ましたね~
7月になっても曇り空ばかりで気持ちもどんよりしていましたが、ようやく夏がやってきましたね!
しかし、喜んでばかりもいられません。
そう、{夏!」ときたら「熱中症」ももれなくついてきます。
特に毎年40度超えを誇る熊谷を擁する埼玉県では・・・笑
暑いんですよ、埼玉県~
ということで、今回のテーマは熱中症です。
中医学では熱中症のことを「中暑」といいます。
夏バテのような軽~いものから、重篤な熱中症、日射病まで含みます。
地球温暖化の影響で、この「中暑」を病む人が増えてきたように思います。
中医学では「中暑」の原因を3つに分けて考えています。
① 暑邪侵入・・・外気の熱が体に入り込むこと
② 脾胃虚弱・・・消化機能が弱って体内に湿気ができてしまう
③ エネルギー不足
こんなところですかね。
何やら意味不明の四字熟語が並んでいますが、なるべくわかりやすく説明していきますね。
①の暑邪侵入から。字面は意味不明ですが、これが皆さまの思い描く典型的熱中症です。
真夏の炎天下に外出して、顔が真っ赤になって体中熱くなってフラフラになったという経験のある方は結構多いのではないでしょうか?
外から熱が体の中に侵入して、エネルギーと体液を消耗させます。
真夏の部活の練習で倒れたりするケースがこれにあたります。
原因が外部の熱ですからこれを取り除けばいいわけですよね。
こんな場合は、すぐに涼しい場所に移動して体を冷やしましょう。
外部の熱によって体液が汗となって失われた場合には水分を補給も必要です。
これで治まればいいですが、回復しない場合は漢方も有効です。
身体を冷やす「石膏」という生薬が入った漢方薬がいいですね。
代表的な処方は白虎加人参湯でしょうか。
処方名の白虎は真っ白い生薬である石膏に由来しています。(白虎をゲームのキャラだと思っていた新人薬剤師がいました!笑)
失われた体液を補う人参も配合されたバランスのよい処方です。
これから、夏本番です。
漢方薬を上手に使って夏を快適に乗り切ってくださいね。
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