子供と楽しむ日本の暦【針供養】 | 癒しのスー@ママでセラピスト

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46歳【癒しのスー】
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37歳で娘を出産
繊細女子子育ては山あり谷あり日々修行
はじめての育児に悪戦苦闘の連続
日本の暦や風土を大切にしつつ
セラピストならではの子育てをしています

こんにちはニコニコ

日本の行事と通して子供とのスキンシップを深める

ママセラピスト【癒しのスー】です

 

「針供養」

お正月や節分などに比べて

知っている人と知らない人がクッキリと分かれる行事

針供養という言葉も知らないという人も珍しくはないでしょう

 

一部の職種・地域にのみ残っている風習だと言っても

過言ではないかもしれませんが

昔の日本人が持っていた「物を大切に扱う」という感覚を

じんわりと感じられる行事です

 

今日は知っておいてもらいたい風習の一つ

【針供養:はりくようのお話です指差し

それでは

詳しく針供養を紐解いてみましょう飛び出すハート

 

  針供養とは

江戸時代頃からある

折れたり錆びたりして使えなくなった針を供養する行事です

ここでの針というのは基本的には

縫い針やマチ針など裁縫に使われる針のことを指します

 

針供養が行われる「事八日(ことようか)」は

事を納める「事納め

事を始める「事始め」両方の意味があります

 
毎年12月8日・2月8日のどちらも事八日ですが

関西地方では12月8日

関東地方では2月8日に行う地域が多いです

しかし

地域によって決まっているとは言い難い部分もかなりあり

基本的には一年のうち12月ないし2月のどちらかに行われますが

一部地域では2月8日と12月8日の両方の日に

針供養を行っているところもあるようです

 

詳しくは一度お住まいの地域で針供養を検索してみてください

 

  針供養の意味

厚い布・固い布を日々差して1年間働いてきた針の労を労い

柔らかい素材の豆腐やこんにゃくに針を刺しながら

長い間ありがとうございました」と感謝と供養を行います

針というのは割と折れたり曲がったりしやすい消耗品

現代では気軽に補充できる品物ですが

昔の人々は物をとても大切にしていました

使えなくなった針をそのまま捨てるのではなく

「今まで役目を果たしてくれてありがとう」という

気持ちを込めて供養していたのだと考えられます

 

また針供養には針に対する労い・感謝を捧げるだけではなく

裁縫の上達を願うという意味合いもあります

 

大阪では、大阪天満宮(吉備神社)や

太平寺が針供養を行う寺社として有名ですが

針の供養塔がある寺社などで供養を受け付けてくれます

ぜひ一度お近くの寺社を調べてみてください指差し

 

  風習が生まれた背景

かつての日本は現在のように

物が溢れていたわけではありません

近年になって再注目・再評価されているように

昔の日本というのはリサイクル文化がかなり進んでいました

着物などの布製品もその例に漏れず

農村部などと比べると比較的恵まれてはいた江戸庶民でも

一生古着しか着られないというのが標準

ほつれたところは繕ったり継ぎを当てて

使えない部分が大きくなれば子供用に仕立て直して

さらにそれを赤ちゃんの襁褓(おしめ)・雑巾などへと

使いまわしていました

 

でも金属ですし細く繊細なものでもありますから

使っているうちに錆びてしまったり折れ曲がったりします

それでも針は生活必需品の一つであり

なければ困る大切な道具でしたので

とても大切に扱われていました

 

そんな大切な思いは

使えなくなった針をそのまま捨てるのではなく

「今まで役目を果たしてくれてありがとう」という

気持ちを込めた供養に発展したのだと考えられています

 

  事八日とは

12月8日の針供養により

人々の生業(畑仕事や針仕事)を休めて

元旦へ向かう準備を始める「事始め」の日とされます

 

ちなみに2月8日は…

元旦を迎えて年神様をお迎えした後

年神様がお帰りになる神事の事納めとなり

神事がひと段落ついて畑仕事や針仕事など

人々の日常生活が戻って来る「事始め」の日です

 

同じ”事始め”ですが

主語が違えば意味も変わってきますね指差し

 

  おうちでの針供養のやり方

▶家庭で行う針供養の行い方

①針を労い、柔らかい豆腐やこんにゃくに刺す

②手を合わせて感謝を伝える

③神棚やお仏壇に供える

④刺したものに塩を掛ける

⑤庭に埋める(ゴミに出しても良い)

 

昔の針供養では最後に家の庭に埋めましたそうですが

お塩を掛けてゴミとして出しても大丈夫だそうです

 

  まとめ

さて【針供養】について

理解を深めていただけたでしょうか?

 

私は器物も霊魂を宿した“付喪神(九十九神)”になるという

日本らしい考え方が結構好きです

そう思うと

大切に使っていた針にはきっと

その一つ一つに思いがあり

人生を全うした針たちには

『成仏して下さい』というニュアンスの【供養】は

ぴったりな気がしてなりません

 

環境問題が大きな課題になっている今日

針だけではなく

物を大切にする気持ちは

地球を守る行動につながっていきます

 

行事を通して

子供たちに日本の物を大切にする気持ちと

親子のコミュニケーションの

懸け橋になれたら嬉しいですニコニコ

 

最後まで読んでいただきありがとうございました飛び出すハート

 

  子供と一緒に読んでほしいオススメ本

本を通じて子供と一緒に日本の暦を学びません?

 

 

 

 

 

 

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