秋田県鹿角市にあります
おせど『御伊勢堂』です。
三月に撮影しました。
由緒
花輪は大地の裾の街道に沿って発展し、
細長い町並を造りました。
大地の真下には
幾つかの清水が湧き出る場所があり、
人々の生活を支えます。
その象徴が『おせど』です。
『おせど』とは
『お伊勢の井戸』の事で、
天照皇大神を祀る神明社の鳥居の脇に
こんこんと湧き出て
尽きる事がありませんでした。
六日町はこの泉井戸を中心に
開けたとも言われます。
酒造りの季節になれば酒造業者がこぞって、
水を汲みに集まりました。
この『おせど』の水は花輪の銘酒を造る、
大切な水であったそうです。
こちらは神明社の鳥居と脇の泉井戸です。